ツインリンクもてぎ

・2001.9.17
 全日本GT選手権第5戦(15日,16日)が、もてぎで開催。
 ファミリーマートでオンラインチケット入手。
 土日で¥5000と、F1と比べたら非常に安価だ。これくらい近くてこういうレースが頻繁にあるといいな。
 
 15日
  土曜日はメインのGT選手権・サポートレースのシビック東日本シリーズの予選。
  そしてヴィッツのNetzCup予選決勝、フォーミュラドリーム第9戦が行われた。
  
  午前はヴィッツの予選とGTの予選1回目。観戦場所はダウンヒルストレートの中間のスタンド。
  ここだと勝負ポイントのダウンヒルストレートエンドも見えるし、ちょっと遠めながらホームストレートやS・V字まで見える。
  とりあえず、ヴィッツで写真撮影の肩ならし。鈴鹿F1でならした腕も、さすがに倍率の低いデジカメには苦戦。
  最も、実際にドライブしていた方には失礼ながら、ヴィッツは激遅!(笑)。
  まともに一眼レフを持ってきていたら、固定で撮れそうな勢い。
  
  しかし、その後のGT500、300クラスはそうは行かなかった。
  排気量だけで言っても、MAX 8リッターのモンスターマシンがゴロゴロしている。
  その音たるや...過去何年も鈴鹿でF1見てきたけど、それに匹敵する(下位のチームだけど(笑))ようなものもあった。
  自分で聴いていて、「おっ、こいついい音してるな」って思ったのは、ディアブロ・マクラーレンGTR・NSXだった。
  後でよくよく考えてみると、どれもNAの車。
  そう、F1に慣れていただけに、自分の中で「いい音=良く回っている=高回転でパワーを出すエンジン」という図式が出来あがっていたようだ。
  というわけで、2リッターターボのスープラはあまり速そうじゃないな〜っていう誤った認識をしていたようだ。ちょっと目ウロコだった。
  ただ、この予選1回目でのフロント・ロウは前述のNAエンジンのNSXとマクラーレンGTRだったことを考えると、あながちはずれとも言えない?
  
  反して、予想よりも悪かったのはGT−R。98’99’連覇のペンズオイルは、GT500の予選終盤で車から火が出て赤旗中断の原因になった。
  かろうじてカルソニックが5番手につけたが、「速さ」というよりレースでの信頼性で勝負という感があった。ザナヴィのGT−Rも同様だった。
  
  
  午後から、シビックの予選。が、このころから雲行きが怪しくなってきて、予選半ばにとうとう雨が降り出した。
  ああ、本当の雨男はやっぱり...いや、明日持てば会長に称号を渡せる!!
  (※ 過去、会長となにか企画するたびに天気に悩まされていたので、今回会長のいないイベントで白黒はっきり(笑)することに。
  
  鈴鹿にF1を見に行ったときもそうだったが、コース自体が山間部にあるためにちょっと厚めの雲が流れてくると、すぐ通り雨状態になりやすい。
  元々、確率60%だったので、ここまで降らなくてすんで助かったってところだろう。
  
  結局雨は雲が通り過ぎるとやみ、陽もさして来た。
  そして完全にドライになったコースで、今度はフォーミュラドリームというカテゴリーのレースが行われた。
  このクラスは、若いドライバーの養成目的があるようだ。
  「シフト等でオーバーレブさせると、次にアクセルを開けた時に数秒間馬力制限されるプログラム」が組み込まれている。
  観る側からすればそれだけ接近しやすく、バトルが多そうだ...となりそうだが、そこはツインリンクもてぎ。
  以前のレビューでも書いたけど、「もてぎロードコースは抜けないコース」だ。
  そのため、すこしコーナーで詰めても短いストレートエンドで勝負をかけられないパターンが続き、面白みに欠けた。
  やはり、フォーミュラ向きではなく、2輪向きなコースと言えるだろう。
  
  
  この後、ヴィッツの4周という短いレースがあった。優勝したのは女性ドライバーで、最終ラップの終わり近くまで接戦だった。
  とはいうものの、やはり迫力に欠けるな〜
  
  
  そして、GTの予選2回目。
  最初20分500と300が混走し、その後300のみ20分、最後に500クラスが20分アタックするという形だ。
  しかし、またも雲行きが怪しくなる。500が始まって少しして、雨が来た。
  それでも路面を濡らすような勢いではなく、「雨降ってきた?」というレベル。
  
  残り10分を切り、それぞれタイムが上がってきたな...と思ったところで、また雨が落ちてきた。
  これで再度路面が濡れてしまったため、全車ピットイン。残念ながら予選は終了。
  
  
  天気が良かった午前にタイムを出した車が上位に並んだ。ポールはMobil1 NSX
  16日も同じようなコンディションでレースになれば、2回目でいいタイムを出していた車にも上位への可能性があると思った。
  が、レース展開は思いもよらない方向に流れていく...
  
  
  16日
  15日同様雲が出ていたが、予報では降水確率は低め。
  「もしかすると降るかも...」といったところだが、そこは山間部のコースなのでアテにならない。降るのか降らないのか...
  が、現地に着いてみると、結構暑い。いや、かなり暑い!!これだけ暑いとレースにも影響出るか?
  到着は少々遅れた。ちょうどシビックの決勝レースがスタートするところだった。
  
  今回のシビックレースは、15日予選が雨で半分近く流れたので、ポイントリーダー達がすこし後方の位置にいる展開。
  レースではそういうランク上位のドライバーが抜いて上がってくるかと思われたが、「もてぎロードコースの法則」のせいか上がってこない。
  ポールスタートのドライバーは、少々精彩を欠いていた。それよりも2番手のドライバーのほうが調子が良かったようだ。
  序盤でトップに立つと、そのまま逃げ切り。ポイントリーダーも終わってみれば4位と悪くなかった。苦手だったのか?
  
  しかし改めて見ると、「あれ」が同じ車だとは思えない。というか、まったく違う車だ。あれと同じことやったら、死む(笑)。
  
  
  この後、カメラのフィルムを買うために単独でグランドスタンド方面へ。さすがに昨日のデジカメはキツかったので、今日は一眼レフで勝負。
  しかし、めっちゃ暑う〜〜! 行って帰ってきただけなのに汗びっしょり。  
  
  
  お昼過ぎから、昨日に続きフォーミュラドリームの第10戦。今日は周回数が多く、20周。少しはオーバーテイクがあるか?
  という淡い期待を、またまた裏切る展開。元々8台しか走っていないのに、今日は次々とコースオフ
  他車と接触や単独アウト等、面白みに欠けた。しかもこのもてぎ戦やるまで8連勝中のドライバーも下位に甘んじた。
  いままでは予選で上位に出て、レースはそのまま逃げ切りというパターンで勝ってきていたようだが、今回は通用しなかったようだ。
  若いドライバーのようなので、今後に期待したい。
  
  
  そして、いよいよ14時からGT選手権決勝がスタート。
  F1でスタート前にやる「グリットにつく前にテストラン」をやるとは思っていなかった。
  どう言うことかと言うと、通常グリットにつくためにピットを出て、コースをぐるっと1周回ってくる。
  が、そのままホームストレートに入らずにピットロードに入り、またピットに戻りセッティング確認・変更を行うという行為。
  
  F1だけじゃなく、ハコのレースでもやるんだなとちょっとびっくり。
  
  
  レース前の予想は、2位の総警マクラーレンGTRがトップで...だった。が、予想に反してMobil1NSXは1コーナーを押さえきりトップで行く。
  こうなると、もてぎのコースは抜きどころが少ないので、そのまま差を広げてゴールの可能性が高まった。
  
  そして徐々に差を広げていくNSX。しかし、数周回ったところで緊急ピットイン。タイヤ交換だけで出ていったが、どうやらなにかを拾ってしまったようだ。
  このピットインでGT500の最高尾にまで落ちていってしまった。
  これで労せずしてトップにたったマクラーレンGTRが、今度は逃げていくと思いきや2番手のauセルモスープラが、つかず離れずついてくる。
  
  上位が通常のピットインを行う中、マクラーレンも通常のピットインに入ったが、ピットアウト後もペースが上がることがなく上位から退いていった。
  代わってauセルモスープラがトップに立ち2番手にロックタイトNSX、3番手にTAKATA NSX、4番手にはなんとMobil1NSXが戻ってきた。
  
  
  Mobil1NSXが緊急ピットしてから、ずっとストップウォッチでトップとの差を測っていた。当初30秒近くあった差が、28秒・26秒、24秒と詰まっていく。
  その間にも周回遅れが絡んだり、ペースの違うGT500マシンがいるにもかかわらず、だ。思わず笑ってしまった。
  かなり上位と差が詰まったところでピットインし、ドライバーはシュワガーという外人から松田次生に代わった。
  が、シュワガーに比べると若干ペースが遅く、トップとの差も開いていく...そんな展開での4番手だった。
  この時点で残り10周なかった。そのままゴールだとみんな思っていた。
  
  
  トップを快走していたauセルモが、大幅にペースダウン。5秒ほどあったロックタイトとの差があっという間に縮まり、そして抜かれていった。
  このダウンは深刻だったのか、その後も後続に抜かれていった。これでNSXが1−2−3を独占、残り5周でこれで決着だろうと思ったのもつかの間だった。
  今度はV字コーナーで周回遅れをパスしようとしていたTAKATAのスキをMobilが強引にインを突いていき、絡んでTAKATAが押し出されリタイヤ。
  なんとも後味悪いな〜と思っていると、トップのロックタイトがピットイン。これで残り数周を残してMobil1がトップに返り咲いた。
  緊急ピットしたロックタイトは、もう一度ピットしようとしてピットロード入り口で止まってしまった。
  
  これでMobil1 auセルモ そして気が付くとカルソニックスカイラインが3位に。
  スカイライン勢は、序盤にペンズオイルがリタイヤ、ザナヴィも中盤グループで飛ばず鳴かず。
  唯一、カルソニックのドライバーの星野が序盤後続を押さえ、交代後は本山がその順位を維持していくという展開が功を奏した。
  
  そしてこのままゴール。
  結果だけなら「ポール・トゥ・ウイン」なのだが、一時17〜18番手まで落ち、ぶつけて(笑)優勝というのは...F1でなら絶対にない展開。
  久々のレース観戦としては、すごく満足だった。残念ながら予想は外れたが...
  
  
  そしてこの日ようやく雨男を返上・会長に進呈することが出来た(笑)。
  一時ちょっと細かい雨があり「ヤバイ」とあせったこともあったが、結局傘・カッパとも必要なく久々の日焼けをして帰ることとなった。
  いろんな意味で、良かったぁ〜
  
  
   
 
・1月22日に友人と久々にもてぎへ。
何度も来ているけど、一度もやったことのないダートトラックのアトラクションを体験した。
以前も「やろう」と思ったことがあったけど、少々トラックがぬかるんでいたりしたのでやらずにいた。
今回は冬の乾燥した時期でもあり、逆に今度はほこりがひどかった(笑)。
友人と2台での出走になったけど、友人が慣れる前に慣れてしまい、あっという間に約1周差に。
後ろについて走り始めたとたんに土ホコリが...せっかくなので、後はトラックをアウトインアウトの
基本走行とドリフトをたのしんでました。結構おもしろかったです。
 以前やったカートとはまた別で面白さを実感できたかな。

  
・もうずいぶん前ですが、98’8月1日のオープン初日に「ツインリンクもてぎ」に行ってきました。
ここは、オーバルコース(1周2kmくらいのトラック)と、通常のコース(約5km)が
一緒になっているという、珍しいコースです。
 ここのコースは、オープン前(工事していた頃)から中に入って見てたのでよく知って
いるのですが、結構きれいです。手近なところにあるので、いいレースが開催されれば、
ちょくちょく見に行くことになりそうです。

98’9月27,28日に国内レースのフォーミュラニッポンが開催されました。
 友人と決勝の28日だけ観戦に行きました。
レースはサポートレースのCIVIC(EK4のみ)の決勝、F3の決勝、フォーミュラニッポンの
3カテゴリーが行われました。
CIVICのレースは、渡辺 明というドライバーの車がダントツに速く、レース序盤から
他を寄せ付けない強さで優勝しました。
下位の車も結構抜きつ抜かれつで面白いレースでした。
28日は晴れていたのですが、F3のレースが始まる頃から日差しが差し込んできて、
ポカポカ暖かくなったため、全部ではないですが眠くなって寝てしまいました。
やはり、下のカテゴリーになればなるほどドライバーがわからないですね。
雑誌等で見ていれば分かるのでしょうが...
その後、中嶋悟と鈴木亜久里の3周マッチレースが行われました。
このレースは、中嶋が前に出て亜久里が追いかける展開でしたが、亜久里の方が
明らかに速いにもかかわらず、中嶋が3周押さえ切りました。
多少、ファンサービスもあったと思うんですが、この展開から、よっぽどトップスピードに
差があって、ストレートの中盤ぐらいでスリップから前に出ない限り、抜くことが出来ないことが
分かりました。
上のカテゴリーになればなるほど、これが顕著になるなと思いながら、メインのフォーミュラ
ニッポンの決勝を見ました。
やはり、スタートで前だったドライバーがそのままゴールまで行ってしまうという、ちょっと
物足りない展開になりました。前に出ようとして無理をしてコースアウト、リタイアが相次ぎました。
また、ストレートが5箇所くらいあるのですが、どれもあと少し短いためにコーナーで接近しても
抜くことが出来ずに、いらいらしているのがいたるところで見られました。
結局、レースはすでにチャンピオンを決めているペドロ・デ・ラ・ロサがポールから逃げ切りました。

ここのコースは、オーバルのレースまたは下位カテゴリーの4輪、2輪のレースが
見ごたえあるでしょう。
 

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