2005年の火星※画像の上が南です。
2005年12月11日 18時16分
 中央経度343度
2005年11月27日 20時01分
 中央経度135度
160コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 159コマコンポジット ISO100 1/8秒露出
 約2週間ぶりの火星です。見かけの大きさも小さくなり、右側がだいぶ欠けてきました。冬独特の悪シンチレーションのため、ぼんやりしています。この中で、左端に大シルチスが縦に、黒く見えています。その上のヘラスあたりが、白く見えます。夕霧でしょうか?また相変わらず下の、北極地方に雲が青白く見えます。中央少し右に、子午線の湾があり、このあたりは変化はありません。これから、さらに見かけの大きさも小さくなり、詳細は分かりにくくなるでしょう。  画像左端に太陽湖が見えてきました。目玉のような黒い模様です。ここから右下にかけて少し白い部分があります。これがタルシスの三山です。また画像中央下よりに、オリンポス山がしみの様に、わずかに暗く見えます。大変淡いのですが、思ったより大きい感じです。上の南極冠付近は、シンチレ-ションの乱れで、二重に写ってしまいました。
2005年11月24日 19時50分
 中央経度159度
2005年11月23日 20時13分
 中央経度174度
2005年11月20日 21時32分
 中央経度219度
131コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 97コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 121コマコンポジット ISO100 1/8秒露出
  画像左端の太陽湖の近くに、白い部分が複数ヵ所見えます。夕霧のような感じもしますが、砂嵐の感じにも見えます。これだけの画像では、はっきりしません。画像左下に、かすかにオリンポス山が、楕円形のしみのように見えます。南極冠も見えるような気がします。昨晩に比べ、北極の雲が再び広がったようです。  画像上の、南極冠があるようなないような、少し白く見えます。北極の雲は少し小さくなりました。左端の火星の夕方の霧が、全体的に広がったように見えました。画像上の、左右に伸びる黒い模様は、シーレーンの海です。この模様ははっきりしていますが、これといって変化はないようです。火星の見かけの大きさが少し小さくなり、右側が少し欠けてきました。 下に見える北極の雲が明るく見えます。左端の火星の夕方にも、白い部分が見え、右端も少し青白い部分があります。相変わらず、火星が絶えず細かくゆれ、細かい模様が見えません。ただ、正面のキンメリアからシーレーンの海が濃く見えます。
2005年11月16日 20時30分
 中央経度240度
2005年11月16日 21時50分
 中央経度261度
2005年11月16日 22時25分
 中央経度268度
71コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 84コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 89コマコンポジット ISO100 1/8秒露出
  高度が高くなるにつれ、シンチレーションが不安定になっていきました。また、雲が絶えず発生し、いつもよりコマ数がかせげません。あいかわらず、北極地方の雲が大変明るく見えています。2時間ほどの間に、大シルチスが自転とともに見えてきました。見えはじめの左端の画像では、朝霧がかかり白く見えます。最接近を2週間ほどすぎ、少し火星が小さくなっています。
2005年11月15日 21時58分
 中央経度270度
2005年11月8日 21時25分
 中央経度324度
2005年11月4日 23時37分
 中央経度31度
119コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 146コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 119コマコンポジット ISO100 1/8秒露出
  1週間ぶりの画像です。南極冠がほとんど分からなくなりました。正面少し右に大シルチスが見えています。模様はほぼ元の濃さになっているようです。画像下の北極地方の雲が大変明るく輝き、露出オーバーになってしまいました。 寒気が入った割には、シンチレーションはまずまずでした。 シンチレーション不安定で、模様がよく分かりません。わずかに左側に、大シルチスが見えます。南極冠は不明です。あと北極地方には、雲が見えます。 ダストストームがほぼおさまりました。南極冠がまだかすかに分かります。下の北極の雲のすぐ上にアキダリアの海がよく分かります。シンチレーションも比較的安定し、上半分の南半球の模様が複雑に見えています。この中で、右側のオーロラ湾のはずれに少し明るいところが見えますが、ダストストームでしょうか?
2005年11月3日 20時37分
 中央経度356度
2005年11月3日 22時15分
 中央経度20度
2005年11月1日 23時59分
 中央経度63度
119コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 112コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 122コマコンポジット ISO100 1/8秒露出
  気温が高めで、大気が安定し、今シーズンで、一番安定した火星が見えました。しかし、ダストストームのためか、模様のコントラストは、悪い状態です。まず画像上の端に、かすかに南極冠が見えています。左の中央の模様が、子午線の湾です。このあたりが、火星の経度の0度にあたり、ここが基準で右に向かって、360度まで経度があります。いっぽう、下の北極地方の青白い雲が良く見えます。この近くが、アキダリアの海です。20時37分の画像の左端には、大シルチスと呼ばれる、最も濃い模様がありますが、自転のため、22時15分の画像では見えなくなっています。しかし、右側からは新しい面が見え始め、このあたりは、ダストストームか白く明るい部分があります。場所でいくと、オーロラ湾あたりでしょうか? ほぼ南中時に撮影しましたが、シンチレーション不安定のため火星が絶えず変形していました。左端にかすかにダストストームの後が見えます。中央右に太陽湖があります。北極地方の雲が見え、アキダリアのあります。しかし、詳細ははっきりしません。まあこの時期ですから、しかたがないのでしょう。
2005年10月31日 20時40分
 中央経度23度
2005年10月31日 21時30分
 中央経度35度
2005年10月31日 22時15分
 中央経度46度
97コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 125コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 127コマコンポジット ISO100 1/8秒露出
 高度が上がるにつれ、シンチレーションがいくぶん良くなりました。ので、最後の画像は、比較的模様が分かります。しかし、上の南極冠が二重になっています。小さな揺らぎのためでしょうか?さて、画像中央のダストストームがやや明るく見えますが、それほどはっきりしていません。終息に向かっているようです。次第に、子午線の湾も見やすくなるでしょう。また、右から見えてきた太陽湖のダストストームはまったく分からなくなりました。昨晩が最接近でしたが、残念ながら曇って撮影できませんでした。
2005年10月27日 22時17分
 中央経度82度
2005年10月27日 23時02分
 中央経度93度
2005年10月24日 21時46分
 中央経度101度
114コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 121コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 123コマコンポジット ISO100 1/8秒露出
  シンチレーションが比較的安定しました。ダストストームはしだいにおさまり、左上に少し見えるくらいです。しかし、ダストストームの影響か、全体的に黄色っぽく、模様が淡く見えました。特に、南極地方は、拡散した淡く広がるダストストームのためか、南極冠がほとんど見えません。なお、22時17分の左端のオーロラ湾あたりが、少し黄色く見えます。ここにまたダストストームが、発生したのでしょうか?
 さて火星本体の模様ですが、ほぼ中心に太陽湖が見えています。左下の北半球の模様は、アキダリアの海です。これから模様がはっきりする面が見えてきます。
  シンチレーションが大変悪い状態でしたが、なんとかダストストームが分かります。昨晩に比べ、多少南側(上へ)移動しているようです。すぐ北側の太陽湖が少し見えてきました。
2005年10月23日 20時47分
 中央経度95度
2005年10月23日 21時30分
 中央経度106度
2005年10月23日 22時13分
 中央経度119度
86コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 97コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 101コマコンポジット ISO100 1/8秒露出
  画像左側の上に伸びる、白い部分がダストストーム・砂嵐です。特に、下側が明るく輝いています。この砂嵐は、形状を変えて変化していきます。今後どうなるのでしょうか?このほかの模様としては、上の南極冠が白く見えています。北極の雲はあまり目立ちません。なお、火星の模様のコントラストが、悪くなっているようにも見えました。画像左から右に向かって、砂嵐が移動している様子が分かります。これは火星が自転しているためです。
2005年10月20日 左から22時35分     23時12分      23時57分
左から 中央経度148度      中央経度157度      中央経度168度
2005年10月19日 22時50分
 中央経度161度
 ISO100 1/8秒露出 左から94コマ    119コマ    84コマ コンポジット 121コマコンポジット ISO100 1/8秒露出
 模様があまりはっきりしませんが、火星の自転の様子を追ってみました。約24時間40分ほどで自転しているので、全体的に模様が左へと、移動しているのがわかりますか?また、画像左側の白い部分も、左へ移動しています。おそらく、タルシスにかかる雲でしょう。画像上の、かすかに見える白い部分が南極冠のようです。この部分は、火星の自転に影響なくほとんど移動しません。この画像は、いつもの大きさの2/3に縮小しています。   相変わらずシンチレーションが不安定です。表面の詳細はっきりしませんが、白い雲または霧が出ているのが分かります。下は北極地方の雲?左はタルシス地方にかかる夕霧でしょう。右側の白い部分は、朝霧かもしれません。
2005年10月16日 23時15分
 中央経度194度
2005年10月12日 23時13分
 中央経度229度
2005年10月12日 0時11分
 中央経度252度
121コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 78コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 241コマコンポジット ISO100 1/8秒露出
  12日と中央の経度が30度ほど違い、左から新しい部分が見えてきました。しかし、はっきりものはほとんど見えません。気長に、シンチレーションが安定するのを待つしかないようです。   昨晩に比べ、幾分シンチレーションが安定しました。南極冠が、上に小さく輝いています。左上から右へと伸びる黒い模様はキンメリアの海です。下の白い部分は、北極地方に広がる雲で、大変白く輝いていました。   今シーズン初の画像です。シンチレーションが不安定で、詳しい様子は分かりません。しかし、右側の上下に伸びる、大シルシスはよく分かるでしょう。また、上の端にかすかに南極冠が見えています。
  火星の撮影の使用した望遠鏡は、口径20cmのシュミットカセグレンです。カメラは、NIKON COOLPIX4500デジタルカメラです。ビクセンのLV9mmの接眼鏡で拡大し、ズ−ム最大でコリメ−ト撮影しています。その後周辺部をトリミング、画像処理しています。

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