マックノート彗星 C/2006P1  

2007年1月に太陽に接近し、マイナス等級まで明るくなった。しかし、観測条件は悪く、北半球では近日地通過後は観測できない。
詳しい情報や位置、明るさは、アストロア−ツをご覧ください。
 

2007年1月20日 18時34分〜90秒露出 EOS KISS DX EFS17-85mm 17mmF4 RAW形式 ISO400
3x3ソフトビニング、レベル調整、色調補正、トーンカーブ調整 松山市高浜にて撮影
  マックノート彗星は、日本から見えなくなりました。しかし、長い尾を伸ばし、この尾の部分は日本から見ることができます。画像の左側の明るい部分は雲です。そして、ほぼ中央の下から伸びる淡い光跡が、マックノート彗星のダストの尾です。濃淡があり、オーロラのように淡く広がっています。残念ながら、透明度があまりよくなたったので、パットしません。しかし、こんなに大きく広がる尾が見られるのは、ものすごい彗星であることが分かります。かなり広範囲に広がっているので、あと数日は見ることができるでしょう。



2007年1月14日 17時16分〜1/800秒露出を8枚合成
 
EOS KISS DX EFS17-85mm 85mmF5.6 RAW形式 ISO100
2x2ソフトビニング、レベル調整、色調補正、トーンカーブ調整、周辺部をトリミング 松山市内にて撮影
  なんと、太陽と同時に画像におさめることができました。とはいっても、矢印の先のしみのような存在が、マックノート彗星です。明るさは明るいのですが、見かけ上の大きさが小さいので、望遠レンズくらいでは、あまりぱっとしません。
2007年1月14日 10時46分〜1/3200秒露出を8枚合成
 
EOS KISS DX FC76直焦点(600mmF8) RAW形式 ISO100
レベル調整、色調補正、トーンカーブ調整、周辺部をトリミング 松山市内にて撮影
  夕方の高度が低くなったので、昼間の撮影です。明るさが-5等くらいあるので、存在は3cm6倍のファインダ−でも分かりました。これほど明るい彗星は、はじめて見ました。コマの輝きがたいへんきれいで、扇型の淡い尾が左へ伸びているのが分かります。この日の画像は、これまでの画像の約2倍の大きさのスケールです。また、画像の上が北で、尾の向きがかなり違って見えます。


2007年1月11日 17時41分〜1/8秒露出を8枚合成
 
EOS KISS DX EF70-300mmIS 300mmF5.6開放 RAW形式 ISO400
レベル調整、色調補正、トーンカーブ調整、周辺部をトリミング 松山市内にて撮影
  松山市内の近所の高台にての撮影です。透明度も悪く、また前日より標高が低いので、低空のもやのため、彗星が淡く赤く見えます。しかし、眼視ではもっとはっきりと、尾やコマの輝きがきれいでした。なお感度を少し上げているので、バックのざらつきが気になります。さて、明日以降はさらに高度が低くなり、撮影するのはさらに難しくなります。おそらく、この画像が最後の姿になるでしょう。


2007年1月10日 17時46分〜0.4秒露出を8枚合成
 
EOS KISS DX EF70-300mmIS 300mmF5.6開放 RAW形式 ISO200
レベル調整、色調補正、トーンカーブ調整、周辺部をトリミング 伊予市谷上山にて撮影
  雲の隙間から、ほんの数分見ることができました。7x42の双眼鏡でも、尾が伸びているのが分かりました。しかし、肉眼では存在が分かりませんでした。太陽にかなり近づいたので、1日たっただけで、尾の向きが少し変化し上向きになっています。なお、画像の下が地平線方向です。


2007年1月9日 17時43分〜1/13秒露出を8枚合成
 
EOS KISS DX EF70-300mmIS 300mmF5.6開放 RAW形式 ISO200
レベル調整、色調補正、トーンカーブ調整、周辺部をトリミング 伊予市谷上山にて撮影
  日没後約25分後、彗星の高度は約3度の超低空でした。ただ彗星は明るく、6cm15倍の双眼鏡で尾が右上に伸びる姿が良く分かりました。画像は固定撮影の8コマを合成したもので、低空のためか少しぼんやりしています。実際はもっとコマの部分がキラキラ輝き、たいへんきれいでした。もう少し彗星の高度が高ければ、見事な姿を見せてくれたでしょう。


戻る HOME