Excel孫の手−８３

	
「金額表示もプレゼン！」

　Ｑ．今度、営業を監査する部門が出来て、そこに異動になったんですが、						
　　　いきなり難問が出てきました。						
　　　会社からお客様に提示している「御見積書」「請求書」の書式がバラ						
　　　バラなんです。						
　　　指摘したら、「どんなフォームがよいか、君が作ってきなさい。」						
　　　と言う事で・・・。						

　Ａ．アリマス、有りますね、そういう事。						
　　　だいたい、言い出しっぺにお鉢はまわってくるもんです。でも、それ						
　　　はチャンスですよ。早速、良い案を作っていきましょう。						

　Ｑ．最近になって、メリハリが効いた表現に興味があるんですが、そんな
　　　感じのフォーマットを作ってみたいです。

　Ａ．〜をしたい、という気持ちは大事です。
　　　その気持ちがいろいろな工夫の原点ですから。
　　　今回の場合、何がメインか考えて見ましょう。

　Ｑ．何がメインって、・・・。
　　　そうか、提示する目的は、見積金額や請求金額ですよね。
　　　金額をきっちり見せる、ということは、大きく太い字でですね。

　Ａ．その通りです、少し考えるだけで、何を主張すればよいのかが、プレ
　　　ゼンテーションの基本です。

　Ｑ．こういうのも、プレゼンテーションって言うんですか。

　Ａ．プレゼンテーションというのは、人前で発表する事だけではないんです。
　　　意志を持って何かを主張して、それを人に伝える行為です。
　　　な〜んて、格好付けちゃいけませんてっ！

　　　さて、この項目に関しては、ＥＸＣＥＬのバージョンが大きく影響します。
　　　ＥＸＣＥＬ２０００以前の場合と２００２以降では、表現力で大きな差が
　　　有ります。

　　　ＥＸＣＥＬ２０００以前で表現した場合は、以下のようになります。

　Ｑ．一見すると、金額が大きく表示されているだけに見えますが。

　Ａ．その通りなんですが、書式に工夫があるんです。
　　　金額表示の書式は、「セルの書式設定」「表示形式」と選択し、
　　　「ユーザー定義」をクリックします。

　　　種類(T): の下のボックスの中に、　￥＃，＃＃０．−　と入力します。
　　　「ＯＫ」をクリック。

　　　あとは、文字の大きさと書体の指定です。
　　　１８ポイント程度がよいと思います。

　Ｑ．最近のバージョンでは、どんな表示が可能なんですが。

　Ａ．まず、どこでも良いですから、「ワードアートの挿入」から好きな物を
　　　選択して、そのまま「ＯＫ」

　　　表示された「ここに文字を入力」をクリックして、そのまま表示位置まで
　　　ドラッグしておきます。

　　　ワードアートが選択されている事を確認して、そのまま数式バーの中を
　　　クリック、＝　を入力して、表示したいセルをクリックします。

　Ｑ．お〜っ、派手〜っっっっ！
　　　でも、なんか品が無いんじゃないですか？

　Ａ．私も全く同感です。
　　　でも、「蓼食う虫も好きずき」ですからね〜〜〜〜〜っ。

　Ｑ．出ましたっ、いつもの毒がっ。