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Excel孫の手−12


皆さんが頻繁に使う「Excel」について、いろいろなテクニックを紹介していきます。
 もし、簡単なことで出来るはずなのに、どうしてこんなに手間がかかるの?という
 疑問をお持ちの方はメールを入れて下さい。分かる範囲でお答えするだけでなく、
 出来るだけこのページでお答えできるよう努力していきます。

	

「データ位置の修正と文字の結合」

 今回は、少し毛色の変わったテクニックです。 ☆ データを思いのままに移動する 表計算ソフトでは、一度入力した情報を、再利用・再々利用するのが普通ですが、入力した位置 が違っていると、パッパッと消してしまう人を結構見かけます。 コレはいかにも勿体ないことです。 種類 例えば、この「種類」というセルを移動するには、  1.このセルをクリックする。  2.カーソルを枠に近づける。  3.白十字のカーソルが「白矢印」に変わる。  4.その状態で、左クリックし、押したままマウスを動かす。 これで、その文字はずるっずるっとマウスの動きに付いていくようになります。 注意点 セルに設定されている属性が、全て移動しますので、罫線があると表が崩れます。 ☆ 文字データと文字データをくっつける 別々のセルに記入した文字データであっても、一つにまとめたい場合が多々あります。 例 当月 売上 → 当月売上  1.空白のセルをクリックする。  2.= と入力。  3.「当月」のセルをクリック。  4.& と入力  5.「売上」のセルをクリック  6.リターン(Enter) これで見かけ上のデータは、「当月売上」になりますが、計算の結果の表示ですので、  7.このセルを右クリックして、「コピー」をクリック。  8.右クリックして、「形式を選択して貼り付ける」をクリック。  9.「値」をクリックする。 これで、文字データそのものとなりました。 ☆ データの一部を切り取る・再利用する 長い文字を入力していって、その一部を再利用したいときがあります。 普通はコピーして、それを消したりして再利用しているのを見かけますが、もっと良い方法を 覚えましょう。 例   東京都の人口は、ここ数年増えていないように思えます。 ↓   東京都の人口 だけを抜き出す。  1.この文字データの先頭セルをクリック。
 
 2.数式バーの「東」の左をクリック。  3.クリックしたまま「東京都の人口」まで、マウスを動かす。

 4.クリックの指をあげて、カーソルを反転の中に入れる。  5.右クリックして。「コピー」をクリック。  6.必要な場所をクリックして、右クリック→「貼り付け」をクリック。 これで、「東京都の人口」が再利用できました。 これらのテクニックを使うことで、今までの入力ステップをかなり減らすことが出来ます。 それだけ生産性が上がりますから、楽して表作成に取り組めるようになります。
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