チオチキセン tiotixene(JAN) チオキサンテン系抗精神病剤 1179i

【組成】

[細]:10% [錠]:1錠中5 mg,10 mg
チオチキセンは白 色〜淡黄色の結晶性の粉末で,においはない。

【適応】
精神分裂病

【用法】
初回1日10〜15 mg,以後漸増して1日20〜30 mgを維持量とし,1日2〜3回に分服 (増減)

【作用】
(1)薬効薬理:イヌにドパミン受容体刺激剤アポモルヒネを投与して起こす嘔吐,アンフェタミン投与によるマウス群毒性・自発運動亢進,ラット常同行動に対し, 優れた抑制作用。マウスの電撃闘争反応や長期隔離マウスの闘争反応を抑制し, マウス,ラットの条件回避反応を抑制
(2)臨床適用(a)臨床効果:精神分裂病に対 し,二重盲検法比較試験で有用性が認められている
(b)副作用:1,947例中,パ−キンソニズム7%(137例),不安・焦燥7.4%(144例),不眠6.5%(126例),振戦4.8%(93例), 流4.2%(82例),筋強剛4.1%(79例)など

【製品・薬価】

ナ−ベン細粒10% ファイザ− 10%1g 235.90

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