追記(2003.9.24)
この頃、やっぱり「hounds of love」を聴いてしまいます。このアルバムは、高校の時によく仲良くしていた女友達とかに貸していたこととか、私は美術部だったのですが、このアルバムに入っている「朝もやの中で」の曲のイメージをしながら朝顔が周りに茂っているなかで、真ん中にぼんやりとした光を書き込んだ絵を描いたこととか思い出したからです。歌詞の部分で言えば、[the light,begin to bleed,begin to breath,begin to speak,D'you know what?,I love you better now]のあたりです。絵の出来に関しては赤面の至りだけど、一生懸命書いているのを先生が見ていて高い点数をつけてくれたのも思い出しました。で、なんで思い出したかというと、今自宅の庭に10本くらいひもを伸ばして、蔦や葉が茂りながら朝顔がポツリポツリと咲いているのを毎日見ていることからと…安直といえば安直ですが…
でもやはり「hounds of love」はいいですね。いつもはCDを適当に5枚入れて流しっぱなしであんまり聴いていないのですが、「hounds of love」がはじまると聞き込んでいることが多く、どんどんと自分の心の中に入っていくような感覚になります。レビューの中に、「聴いている間は時間が止まってしまう」という事が書いてあるけど、全くその通りです。特に、「母親」から「魔女」のあたりはやばいくらいに「し〜ん」となってしまいます。[mother stands for comfort,mother will hide the murderer,mother hides the madman,mother will stay Mum]とか名文句です。バイオリンがあったり、アイルランド系の笛の音が入ったり、ミヒャエル・エンデの本を読んでいる(「鏡の中の鏡」とか)ときのようなシュールで静かな、でもこころの深みをのぞいているような、浸っているような世界…こうして夜は更けていくのでした。