相性チェックゲーム
ドキドキワクワク相性チェックゲーム(Comptibility)
マテル社

何とも馬鹿馬鹿しいというか、恥ずかしい翻訳だけどゲームの内容をまぁ良く言い当てているとも言えます。このゲームは、ある意味すごい読み合いと心理的なイメージの強いゲームです。

1.まず、二人一組でペアを作ります。そして、コマをつなげてスタートラインにたたせます。

イメージカード2.そして、各々のコマの色にあったイメージカードを受け取ります。このカードにはとても象徴的なイメージの絵が描かれていて、例えば、色だけ塗られたものから具体的に結婚式のカードや表情だけが書かれたイメージのカードが入っています。(それぞれが持つカードはみんな同じイメージのカードです)


お題目カード3.そして、お題目カードを一枚めくり、カードには1〜6まであって、プレイヤーの一人がサイコロを振ります。


4.出た目のお題目に沿って例えば、「あきらめ」「戦争」とかに自分の持っているカードの中でインスピレーションに合致すると思われるカードを選び出して裏向きに並べます。

5.そのとき、ペアになっている人がどんなカードを出すのかと推理しながら出したりしますし、そのお題目に一番近いイメージを一番最初に置いたりします。

6.最初は、5枚まで選ぶことが出来ますが、点数を加算して駒を進めるに従って1〜4枚と徐々に出す枚数が限られてきて、駒を進めるのが難しくなってきます。

7.で、いっせーので、一枚ずつカードを表向きにしていき、完全に一致したつまり順番が同じカード一枚につき3点、順番が違うが同じカード(不完全な一致)が出たものにつき2点を加算して行きます。例えば、五枚選んで、完全に一致したカードが1組と、不完全なものが2枚あったときは、3+2+2で7マスすすめるのです。

8.お題目カードは、一回使ったら捨てて、新たにお題目カードをめくりサイコロを振り同じ手順で進めます。

9.そして、最終の升目まで一番初めにたどり着けたペアが勝ちというゲームです。
*なお、オプションでチャンスカードというものがあり、ペア一組につき3枚まで利用できて、一回一枚までで、完全一致すると思われる所にチャンスカードを置きます。そして、めくった際に、もし完全に一致した組み合わせに置かれていたら3点ではなく、6点加算することが出来ます。

雑感
デザインはあっさりとしていて、いかにも外国のゲームといった感じで、カードの手触りからコマのデザインや色の使い方まで好感が持てます。さらに手に持っているイメージカードもじっくりと見ても飽きない様々な印象を持たせるものばかり、お題目カードもこれまた、抽象的でイメージが膨らむばかり。このゲームをネット上で知ったときは、昔はデパートでは売られていたが、絶版になっているという情報からほぼ諦めていたのですが、ひょんなことからネットオークションに流れているのを発見。ほぼ、当時の売値と同じ価格で落札し、天にも昇る嬉しさでした。私がイメージしていたものとほとんど違わない、絶対にうける、あるいは楽しめるゲームだと確信していました。
しかし、やる相手がいない…こればかりはしょうがないと思いつつ、やれる時を虎視眈々?と狙っていました。そして、それは、ある時突然やってきました。妻が出産のために里帰りをしていたときに、家に東京にいる友人が飲みに来てくれました。それで、せっかくだからということで、秋田の友人とその奥さんを呼ぶことにしました。夫婦が来るまでの間、友人といくつかのゲームをしていたので、その流れで、このドキドキワクワク相性チェックゲームをすることにしました。夜も更けて、それなりにお酒も入ってみんなハイになっていましたが、このゲームのルールはいたって簡単。要するに、カードをマッチさせて駒を進めるだけなのです。で、あんまり深く考えることもできなくなっていたので、本当にイメージだけで、いっせーのでとサクサクと進みます。「お〜い、なんでそんなイメージなんだよ〜」だって、戦争(お題目)って、赤ってイメージじゃないかナァ。それとも経済(ビルがたくさん書いてあるカード)かナァとか軽いつっこみが入ったり、「あきらめ」のお題目に、「●さん、あきらめといったらあれでしょ」妻。「やっぱりそうかナァ?(低くなる声)」夫。に、結婚式のイメージカードが出てきて爆笑したりと大いに盛り上がりました。
深く考えると、考えるなりに味わいもあって良いゲームです。
なお、ほとんど入手難ですが、ネットオークションを詳細にのぞいていると時々流通しています。
(2003.5.3)

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