2018.12
地域で支える子ども・子育て支援の展開
(インタビュー)子育て家庭の抱える課題と地域で求められる支援
- 子育てに熱心な家庭とそうじゃない家庭,イクメンとそうじゃない夫,子育てに熱心な地域とそうじゃない地域と「二極化」が発生している.
- 同様に待機児童がたくさんいる地域と田舎などではそもそも子育て支援をするような子どもがいない地域も存在する.
- 母性神話はいまだに根強く,それが育児をする母親を悩ませている.母性神話で孤立して子育てをしている母親はたくさんいる.2015年に「子ども・子育て支援新制度」ができて,それを利用している母親も増えてきているが,むしろ制度を利用することに拒否的な観念を持った母親も存在する.
- インタビューでは,東京での子育て支援を行っているNPONPO法人 あい・ぽーとステーションについて説明している.多角的で先進的な取り組みと人材育成もやっている.これが子ども子育て支援新制度のモデルとなっている.
- 地域における子育ては,昔のようなお互いが助け合うけれど監視もし会う地域社会ではなく,行政,企業,社会福祉法人,NPO法人などがコラボレーションし,もっと自由に一人一人がその人らしく生きられるような地域を創造することで,子どもたちを支えていく必要がある.
- 「ニーズに寄り添う」とよく言うが,それには媚びるとか甘えると行った要素が含まれることがある.ニーズに流されるのではなく,先駆性を持って本当に必要なものを見極め,自分たちでニーズを