いや、なんてことないんスよ…
home blog * * *

 1  最強の日常食と最古の近代化遺産を訪ねる

さて、前回もそうでしたが、今回も小麦粉と銅の旅です。今回は関東圏でして日帰りの旅となります。


今回は北関東小麦粉ベルト地帯の一角、群馬県太田市から始めます。で、ここはスバルのお膝元、町名ですら「スバル町」です。トヨタの「愛知県豊田市」と比べた時のマイナー感が全米の涙を誘います。


そしてここは焼きそばの町。デイリーポータルZでも紹介されてました。つかそれがネタ元です…
やはり麺好きとしては一度逝っておかなイカンでしょと思っていたわけで、今回ようやく本懐達成。そしてその中から選んだ先はこの「清水屋」。朝逝くことが決まったわけで、全然用意なんかしてませんでしたから、結構迷いました。こういうときは流石インターネッツ。PC開いてワラワラ探しました。そして何とか到着。


店内はいたって普通です。というか地方の中学生が通う店ってのはどこもマニュアルがあるんじゃないかと思うぐらい同じ。イトウ君タッチを読んでニヤニヤしてます。


そして、やはりここまできたんなら頼むのはコレ、焼きそば。DPZに出てたときには肉なんか入ってませんでしたが、我々のには肉満載。見えるだけで豚バラが5枚も入ってます。さて、お味は…

旨いっ!

ソースの味だけじゃなくって、ちゃんと小麦粉の味がします。焼き加減もバッチリ。こんなの喰える中学生は幸せもんだというのは彼らが大きくなって初めてわかることだと思う。


そして、小麦粉繋がりでたこ焼き。こっちも十分旨い。でもこれは流石に大阪で喰った奴の方が旨かった。でも僕が高校生の時に通ってたたこ焼き屋と比べると全然こっちの方が上。ホントここらの中学生を恨みます。まぁ、僕の逝っていたところはタコが入ってること自体が珍しいという、非常に思い切ったたこ焼き屋だったんですがね。



そして3人とも当然完食。旨かったッス。でも、讃岐の饂飩がS級グルメの味だとすると、ここんちの焼きそばはS級のB級グルメ。とてつもなく安っぽいんだけど、とてつもなく旨くもある。どう転んでも銀座なんかにある鮨屋やフレンチと比べるものじゃないんですが、満足感という意味ではタメを張る、なんか非常に不思議な感じ。満足です。
でも、S級のB級グルメの焼きそばという意味では有楽町駅ガード下の焼きそばも滅茶苦茶旨いので、わざわざまた来るということはしないと思います。


プハー。と満腹になったところで今回のもう一つの目的地へ向かうはずでしたが、まぁ寄り道もいいもんです。途中にある草木ダムに寄りました。



基本的には何の変哲もない重力式ダムです。つか重力式ダムに向かって「何の変哲もない」と言えるほど我々はいつの間にか偉くなってしまってました。巨大建築を観ては感動していた初心をすっかり何処かに置き忘れてしまっています。
とはいえやはり何の変哲もないダム。感動の強さはどうあがいても低減してしまってます。ううむ…


途中寄り道もしつつわたらせ渓谷鐵道沿線にある今回のメインネタを訪れることにします。ほらこの駅名で大体わかってきたんじゃないでしょうかね。



最近すっかり鉄分多めのバカニホンキコウ。駅舎の写真バシャバシャ撮って喜んでおります。


ジョージもこの通り。しかしこの辺り標高が600メートルを超えております。しかも訪問は2月、当然のように雪が積もっております。寒い。


今回は車で来ているのでわたらせ渓谷鐵道には乗ってませんが、今度ぶらりと来たいものですな。春になればトロッコ列車も走ってますし。


いつ建てられたものか全くわかりませんし、調べるつもりも金輪際ありませんがなかなかに趣がある倉庫。当時はプレハブとかイナバの物置とかありゃしませんからこういう小さいものでもとりあえず煉瓦。こっちの方がメンテナンスも含めたコスト的には良いのではないかと思ったり。(移動させないという前提ではね)

!!!  その他のページ

頁01 またも小麦粉を食いに逝く

頁02 日本近代化の負の遺産

 

 

次へ→

©2006 E.S.K. Corporation contactPrivacyPolicy home • back • nextpage top