1  木の芽田楽・浅茅田楽(でんがく あさじでんがく) ←レシピに移動できます。
          木の芽は、山椒の芽をいう。浅茅田楽は梅醤をぬり、炒ったケシの実をかける。
  2  ハンペン豆腐 ←レシピに移動できます。
          ここに出てくる「みの紙」は奈良時代より美濃国(岐阜県)から産出される和紙で重要無形文化財です。他の和紙でもよいが、必ず手漉(す)きのものを使うとよい。白玉豆腐ともいう。 
  3  高津湯とうふ(こうづゆ)          湯煮した絹ごし豆腐に、熱い葛あんをかけ、溶き芥子を置く。南禅寺豆腐ともいう。 
  4  真のケンチェン・草のケンチェン
     真のケンチェンは湯葉で七品(豆腐・栗・牛蒡・きくらげ・生麩・せり・ぎんなん)の具を巻いて干瓢で結んで揚げたもの。草のケンチェンは真のケンチェンを油で揚げないで煮たもの。 
  5  霰とうふ(あられ)
          豆腐のフライドポテト版。塩を振らずに、味噌汁や吸物の実にも利用できる。 
  6  雷とうふ
          ごま油で香りよく、強火で一気に仕上げる時のけたたましい音は、雷様のように鳴り響く。 
  7  ヒリャウヅ/方ヒレウヅ(かく)          飛竜子または飛竜頭と書く。関西では「ひりょうず」、関東では「がんもどき」という。野菜がたっぷり入ったもの。 
  8  ふはふは豆腐
          コレステロール摂取過剰気味の方には、風味も大変いいこの料理をと、先生もお勧めです。 
  9  薯蕷かけ豆腐(い も)          葛で温めた太いうどん状の豆腐の上に、おろした山芋(鰹のだし汁にすくい入れ、ふわっと浮き上がったのを)を汁ごとかける。 
 10  小竹葉とうふ(お さ さ)          焼き豆腐の香ばしさが身上。酒の肴に、しっかり甘辛に煮て、飯や弁当の菜にも。 
 11  叩き豆腐(たた)          冷めても味が変わらない。むしろ揚げたてよりは冷めた方がおいしいようです。 
 12  玲瓏とうふ(こおり) ←レシピに移動できます。          酢醤油をかけて料理の一品に、また黒蜜をかけてデザートにもいい。 
 13  簑でんがく/ 鶏卵でんがく(みの/たまご)          簑でんがくは、辛子味噌を塗り花がつおをかけたもの。鶏卵でんがくは、黄身醤油を塗り、ケシを振り、おろしわさびを置く。 
 14  味曾漬とうふ(みそつけ)          【試作余話】で「和製チーズ」の声が・・・。 
 15  菽乳麺(とうふめん)          ごま油の香りと、たっぷりの青菜がそうめんとよく合い、大好評の一品。 
 16  石焼とうふ          スキヤキ鍋で強火で一気に焼いて、大根おろしと生醤油で、沢山食べてください。 
 17  苗埋菽乳(えびとうふ)          混ぜ合わせた海老は芝えびが一番よいそうです。 
 18  包油煤(つつみあげ)          豆腐の水を切る方法として、灰の上に置いていますが、味を余りこわさず、柔らかく水を抜くのに役立っているそうです。 
 19  雪消飯(ゆきげめし) ←レシピに移動できます。          真の八杯とうふのように煮る、とある。 
「真の八杯豆腐」とは、絹ごしのすくい豆腐を用い、水六杯と酒一杯をよく煮返した後、醤油一杯を入れ、さらによく煮返して豆腐を入れる。煮加減は、湯やっこのようにして、おろし大根を置く。 
 20  真うどん豆腐(しんの)          太いうどん状(7〜8ミリ角)に切った豆腐。 
 21  渦まき豆腐(うず) ←レシピに移動できます。         『 豆腐百珍』の「松重ね豆腐」を巻いたもの。豆腐と水前寺海苔の白と黒のコントラストが大変うつくしい。 
 22  ぐつ煮とうふ          西京味噌と赤味噌のねり味噌の中に、弱火で煮込んだ豆腐を、取りだし盛りつけ、粉山椒を振る。味噌の合わせ加減、溶き具合と煮すぎないよう火加減など、鍋の大きさも含めて注意を払いたい。 
 23  小もんとうふ          焙った海苔を豆腐に混ぜ、茶巾で絞ってゆでたものに、椀汁を張る。 
 24  小笠原菽乳(おがさわらとうふ)          葛湯に温めた豆腐をすくい出し、器に盛って大根おろし、葛あん、花かつおをかける。 
 25  腐軋(ろくじょう)          京都六条で初めて製造されたので六条豆腐ともいう。毎年、八十八夜の前夜、月山の残雪の形をみて、豆腐作りに入るという。長雨の少ない、安定した気候の頃である。現在、唯一の製造家である山形県の片倉家は、六浄豆腐と称し、商品化している。鉋で鰹節と同じように削り、塩抜きをしてから使う。 
 26  肉ぼことうふ(かま)          小カマボコ一枚分(14×3.5センチ)。豆腐と胡桃をよく摺りまぜ、かまぼこ状に蒸したもの。 
 27  五瀬豆腐(い せ)          豆腐、鯛、山芋をそれぞれよく摺ってから、一緒に合わせ卵白を加え、流し箱に詰めて蒸したものに鳥味噌、擦りごま、摺り山椒をかけたもの。 
 28  霙蕎麦(みぞれそば) ←レシピに移動できます。          蕎麦の上からかけるお豆腐は蕎麦より少し多い方がよい。このおぼろ豆腐のだし醤油はふつうより辛めの煮かげんにする。 
 29  芝蘭菽乳(しらんとうふ)          白ごまをよく摺り、白味噌を加え、葱の白い部分と青い部分も加え混ぜた上に、充分に温めた豆腐を置き、大根おろしを乗せる。 
 30  合歓とうふ(ごうかん)          豆腐の上に餅を重ねるようによそう。 
 31  巖石とうふ(がんせき)          吸物の実に利用。 
 32  厚やき豆腐          豆腐の中に、炒めた野菜(にんじん、牛蒡、椎茸、きくらげ、ぎんなん)、卵を入れ混ぜ合わせて焼く。 
 33  菽乳粥(とうふかゆ)          豆腐を飯に見たてたものです。 
 34  齊淡鼓(なっとうもどき)          枝豆とみそを合わせて摺ると、味噌の塩分で豆の青さが飛んでしまいます・・・。 
 35  白あへ(しら)          豆腐は、絞らずに、そのまま擂り鉢で・・・。これだと白あへも簡単。 
 36  酢烹(すしに)          いわしに、卯の花を使って重ね煮にする智慧に感心。意外に贅沢な料理という声も。 
 37  べつかう豆婦(とうふ)          寒天液で豆腐を固めたもの。塩味と甘味の調和をうまく取るのに、料理の腕が問われます。 
 38  竹輪豆婦(ちくわとうふ)          和紙の持つ良さが、改めて見直されます。 
 39  茶碗むし          具は白身魚、海老、椎茸、ぎんなん等が合う。辛子の味わいが実に心地よく・・・粒辛子が手に入ったら作ってみて下さい。 
 40  埋豆腐(うづみとうふ)          薬味は、粉山椒、いりごま、唐辛子粉、おろし生姜、刻みゆず。豆腐の上に味噌を乗せ、飯を盛る。
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