当院は、
「きちんと診断」して
「きちんと治療」する

      ことをもっとうにしています。

このもっとうは、今でも変わりはないのですが、
当院のアイデンティティーについて、
追加しておこうと思います。
(2015年6月17日追記です。)
私も職員も、
「当院に来られた方にとって、一番幸せな結果になること」
を念じて、
さらに
「医療行為がその人に害をなさない」ことを
目指して診療を行っています。
一言で言えば
「自分の家族に対して行うのと同じ医療を行う。」
ことを目指しています。
 

  当院では「患者様」という言葉は使いません。
私たち医療サイドと当院を受診された「患者さん」は対等な立場だと思っています。
「患者様」と呼んだ時点で「お客さん」です。
「お客さん」はお金儲けの対象で有り、お金をもらって、こびへつらう対象です。
同じ「ホスピタリティー」を掲げていても、ホテルとはちょっと違います。
(基本的に、医師はお金をもらえなくても、必要な人には治療をします。)
申し訳ありませんが、当院ではこびへつらうことはしません。
言いなりに薬を処方したり、検査をしたりはしません。
もちろんお互いに対等な立場ですから
希望をお聞きして、その希望を叶えられるように努力はしますが、
医学的に間違っている、あるいは間違っている可能性が高く、
害をなす可能性が高いと判断したことは、
希望があっても、理由を説明してお断りしています。
当然のことながら、当院のアイデンティティーが気に入らない方は
少なからずいらっしゃいます。
残念ながら、理解していただけないのは、
当方の力不足ですが、しょうがないことだと思っています。

従って、私のことも「先生」と呼ばないでほしいと思っています。
(「イケダサン」でいかがでしょうか?)




 特別のことはしませんが、
一般の医療機関とは違う印象を受けられる方もいます。


 たとえば、 39℃の発熱があっても、
風邪と判断したら薬は出しません。
風邪に薬はいらないからです。
一般に売っている風邪薬(漢方薬も含めて)も飲まない方がいいです。
過去に、風邪薬を飲んだために死んだ人はいますが、
風邪薬を飲まなかったために死んだ人はいません。

風邪は、ウィルスが感染して発症します。
一部のウィルス(インフルエンザやヘルペスウィルス)に関して
増殖を抑える薬はありますが、
一般的な
風邪のウィルスを抑える薬はありません
抗生物質は、細菌には効果がありますが、
ウィルスには効果がありません。
飲んでも飲まなくても、風邪が治る期間は同じです。
抗生物質を飲んだからといって、
風邪が早く治ったり、悪くなるのを防げたりするわけではありません。


   抗生物質を飲むメリット(利点)は、
二次感染(風邪を引き金に気管支炎や扁桃腺炎を合併すること)
を防いだり、
診察では、確認できなかった隠れた細菌感染を治療できることです。

   逆に抗生物質を飲むデメリット(欠点)は、
抗生物質の副作用
(皮疹などのアレルギー反応、肝機能障害、下痢など)が出たり、
抗生物質に耐性の細菌が出現することがあげられます。

  正しく統計をとったデーターによると、
風邪の患者に抗生物質を投与して、効果があるのは、
細菌性の副鼻腔炎を合併している時だけでした。
副鼻腔炎を合併していない風邪では、抗生物質は不要なのです。

  咳がひどくて困る人には、
咳を和らげる薬を出したりしますが、のまなければいけない薬ではありません。
風邪は、水分を補給して、暖かくして、安静にすることが一番大切です。
熱が続いたり、ほかに具合の悪いことがあれば、再度診せてください。
薬局などで売っている風邪薬も、服用しないほうがいいです。」


  「じゃあ、医者に行かなくてただ寝ていればいいのか?
   医者は要らないのか?」
という疑問がでると思います。
基本的には、風邪であればそれでいいです。

医者は、
「その状態がただの風邪なのか、
肺炎とか喘息などの他の重大な病気が潜んでいないか」
を確認するために必要だと考えています。


健康な人でも、風邪はひきます。
でも、健康な体は、自然に風邪を治します。
熱は、体が病原体を排除しようとして起こしている反応です。
辛くてしょうがない時以外は、解熱剤は使わない方がいいです。
せっかく体が治そうとしているのに、熱を下げてしまうのはもったいないからです。
38度以上の熱が、毎日出るようなら受診してください。
1日くらいは熱が出ても、
他に心配な症状がなければ、様子を見てもいいです



 高脂血症の治療も、
薬を飲まないと、将来脳梗塞や心筋梗塞の危険が増大しない限りは
薬は使いません。
具体的には
例えば、
女性で、高血圧症ではなくて、糖尿病でもなくて、
かつ、これまでに虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)の既往がない場合は、
コレステロールを下げる薬を飲む必要はありません。
なぜなら、この範疇に入る場合は、
もともと心筋梗塞になる確率は極めて低いので、
薬を飲んでも飲まなくても心筋梗塞にはならないからです。
もし、この範疇に入る人がコレステロールの薬を飲むとしたら、
1万人飲んで、一人だけ心筋梗塞を防ぐことが出来ます。
あまり意味がないですよね。

男性では、上記の危険因子がなければ、
総コレステロールで280mg/dl以上、
LDLコレステロールで210mg/dl以上
が、食事療法などをしていても持続するときに初めて考慮します。
他の危険因子(家族歴や、本人の既往歴など)を考えて、
本人と相談してから薬をのむかどうかを決めます。



  カルテは、毎回お渡しします。

持って帰ってもらって、
自分の病気について、吟味・納得してもらいたいからです。
それに、診察中の説明はわかっても、
後で「なんだったっけ?」とならないようにです。
他の病院にかかるときにも役にたちます。


  待合室は、2部屋あります。
不用意に感染症をもらわれないように
考えたからです。
それでも、病院の待合室は風邪などをもらいやすいと思います。
ですから、
なるべく待合室には人がいないように
電話で予約受付をしています。

  診察時間が始まると電話受付も始まります。
混んでいるときは、順番が近くなったら
こちらから電話します。



当院に来られる方は
電話で順番をとってから
来院されることをお勧めします。
2002/8/9



医療法人 池田内科医院


理事長 池田桂三
 
  
  日本腎臓学会専門医
  日本アレルギー学会認定医
  日本東洋医学会専門医
  医学博士
〒586-0077
 河内長野市南花台3丁目6−50
 南海高野線三日市駅からバス10分
 南花台北バス停から徒歩約30秒
TEL
 0721-63-3969
 診察時間
 午前9時10分から12時
 午後4時30分から6時
ただし、火・木・土は午後休診
        日・祝日休診
 
電話予約は当日分を、それぞれ
午前は9時10分から,
    11時30分まで
午後は4時30分から,
     5時30分まで
          受け付けます。
 
 駐車場は3台分です。
 駐車場があいてない時は,
 受付にご相談下さい。
 

駐車場から入り口へ 2階受付へはエレベーターで 診察室の様子
待合室 ローリングベッドは自由に使用可 第2待合室 風邪などをもらわないように 待合室
トイレはウォッシュレット 洗面台 処置室 点滴はあまりしません。
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