湯河原温泉寿荘★★★ | ![]() |
湯河原のおちついた温泉旅館 ■概要 湯河原温泉は湯量が豊富だが静かな温泉地だ。立ち寄り入浴を受け入れてくれる温泉旅館もあるので、今回は観光会館の近くの寿荘を訪れた。 がけ地にへばりつくように建物が建っている。入り口は瓦屋根の邸宅風だ。戦後に軍人の邸宅を旅館にしたものだそうだ。崖を登った裏手にコンクリートの別館がある。 家庭的な雰囲気で、こころよく立ち寄り入浴を受け入れてくれた 浴室は階段をだいぶ登った4階にある。男女別に内湯と露天風呂がある。男湯側の露天風呂は眺めがよい。 ![]() 湯河原温泉の開湯伝説は諸説あって、そのひとつに狸の恩返し説というのがある。昔、猟師に矢を撃たれた狸が湯河原まで逃げてきて、温泉を見つけて傷を癒した。狸は神仏の恩を感じて、人に化けては旅人を温泉に案内したという。この狸の恩返しという開湯伝説にちなんで万葉公園に狸福神社というのがある。 ■所在地 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上496 TEL:0465−62−3196 FAX:0465−62−0022 |
![]() ■印象 内湯はやや小さめ。3人分くらいの浴槽がある。透明なお湯は、トロリとしていてさっぱりする。香りはほとんど感じられない。循環してはいるが、かなり溢れているので新鮮なお湯が楽しめる。
女湯は寿荘の独自源泉のよう。泉質はナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉、源泉の温度75.5℃、成分総計1709mg/kg。 男湯露天風呂は新館屋上にあって、温泉街を見下ろせるようになっている。ヒノキ風呂なのでヒノキの香りが気持ち良い。たまたまお湯をしぼってあるのか、ぬるめで長湯ができる。日曜の昼時だが、他の客はいなくて貸しきり状態だった。宿も親切な応対で、湯河原らしい静かな雰囲気が楽しめる。 |
■営業
■交通 東名自動車道厚木ICから小田原厚木道路に入り、終点小田原ICで降りる。国道135号線で南下して湯河原町に入り、湯河原温泉の標識で右折する。 千歳川沿いに走り東海道線、新幹線の下をくぐる。観光会館を過ぎて少し登ったところ。国道から3km程度。 駐車場は4台程度。 ![]() 調査日:2005年1月 オフィシャルページ |