高台にある町営温泉 ■概要 柳津(やないづ)は奥会津の大寺院「虚空蔵尊円蔵寺」の門前町だ。1200年前に開かれた古い寺で、江戸時代は会津藩から手厚く保護されてきた。現在は温泉もあるお寺の町で観光客も多い。 柳津の温泉は町内の各旅館に引かれているが、今回は立ち寄りを受けてくれる町の保養施設「つきみが丘町民センター」を訪れた。 ![]() 町の中央にある小高い丘の上に町民センターがある。宿泊施設だが日帰り入浴も受けている。公共施設らしいコンクリートの建物だ。 昔の柳津温泉は西山温泉から12kmも引湯していたが、1987年に虚空蔵尊境内での掘削が成功して柳津の独自源泉が得られた。柳津の各旅館に配当している。 ■所在地 福島県河沼郡柳津町諏訪町甲61 TEL:0241−42−2302 FAX:0241−42−3405 |
![]() ■印象 受付で料金を払って、一階下の浴室へ向かう。休日の午後で先客が3人ほどと、意外に空いている。浴室の横幅いっぱいに大きな浴槽が造られている。 お湯は無色透明わずかに濁りがある。一部循環と思われるがかけ流しだ。お湯の温度はそれほど熱くはなく適温。香りはあまりない。なめてみるとかなり塩辛い。 源泉名は柳津温泉(柳の湯)。泉質はナトリウム−塩化物泉、源泉の温度は47.0℃、成分総計8.933g、湧出量331L(動力)。 浴室は広い窓があって明るく眺めがよい。施設が高台にあるので町を見下ろせる。只見川にかかる赤い大きな橋が正面に見える。 それほど熱いお湯ではないが、食塩泉らしく、湯からあがってから汗がなかなか引かない。 柳津温泉のお湯を気軽に楽しむのによいところ。丘の上に出る道がちょっと分かりにくいが、駐車場は広いので車でも利用しやすい。 |
■営業
■交通 磐越自動車道の会津坂下ICを降りて国道252号線を南下する。6km程で柳津に着く。旧道にそって市街に入って円蔵寺の前を過ぎ川を渡ってから坂を上り右折する。駐車場は広い。 ![]() 調査日:2006年7月 オフィシャルページ |
■粟まんじゅう |
■赤べこ![]() 首を振る張子の牛は、柳津が発祥だ。虚空蔵尊円蔵寺の建設の際に赤牛が活躍したという伝説にちなんでいる。柳津の土産屋ではいろいろな大きさの赤べこが売られている。 |