天塩川温泉★★★ | ![]() |
広い公園にある公共温泉 ■概要 音威子府(おといねっぷ)は北海道北部内陸の原生林に囲まれた小さな村である。村の中央を天塩川(てしおがわ)が流れ、その川岸に天塩川温泉がある。 開湯は90年ほど前、昔は飲用薬「常磐(ときわ)鉱泉」として珍重されていた。現在は宿泊ができるりっぱな村営温泉になっている。温泉の付近にはほとんど人は住んでいない。牧場の農家が2、3軒あるだけだ。 ![]() 天塩川の左岸に広い芝生の公園リバーサイドパークがあって、その一角に温泉がある。保養センターを1989年に改築したものだ。内風呂と露天風呂がある。 ![]() ■所在地 北海道中川郡音威子府村字咲来919 TEL:0156−5−3330 |
![]() ■印象 周囲に人工的なものがほとんどないところに、近代的な建物が際だっている。清潔な雰囲気だ。受付も愛想がよい。料金が銭湯よりも安いのには驚いた。 さっそく浴室に向かう。シンプルだが明るい浴室だ。お湯は黄色みがかったている。浸かってみるとさらさらとした感じだ。泉質は含硫黄ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉(硫化水素型)(含食塩重曹硫化水素泉)である。 ![]() 露天風呂から芝生の向こうに天塩川が眺められる。遠くに原生林に覆われた北海道らしい低い山が見える。虫の声が聞こえるだけで、大変静かだ。ゆっくりお湯に浸かっていると心底リラックスできる。(冬季は−30度になるので露天風呂は閉鎖となる。) 泉質はさらっとしていて、浴後はさわやかだ。料金も大変安い。天塩川温泉は、また訪れたい温泉と思う。 |
■営業
■交通 |
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■ソバ畑 北海道の北部はソバの広大な畑が多い。温泉の付近も牧場以外はソバ畑がえんえんと広がっている。訪れたのはソバの花が咲く時期だったので、小さな白い花が一面に咲いて質素な美しさを感じる。 |