勝沼町ぶどうの丘温泉 天空の湯★★★ |
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丘の上にある展望の温泉 ■概要 甲府盆地の東端にある勝沼は有名なぶどうの産地である。町の東側の小高い丘には町営ぶどうの丘公園がある。以前にもワインを楽しみに来たが、今回は温泉を楽しみに来てみた。 ぶどうの丘公園の南側、一番眺めのよい所に天空の湯がある。12角形、2階建てのユニークな建物だ。2000年3月開設でまだ新しい。1階は展望ラウンジ、2階が浴室になっている。 ![]() 浴室には、寝湯とミストサウナがあり、外に露天風呂がある。1階のラウンジはレストラン風だが、入浴後の休憩に利用できる。軽食もあるので湯上がりのビールやつまみも手に入る。 ![]() ■所在地 山梨県東山梨郡勝沼町菱山5093 TEL:0553−44−2111 FAX:0553−44−2341 |
![]() ■印象 浴室のども面も大きなガラス窓になっているので、明るい光が入って気持ちがよい。建物が丘の上にあるので遠くの空がよく見える。さっそくお湯に入る。熱くなく、適温。 無色透明のさらりとしたお湯だ。泉質はアルカリ性単純温泉、PHは9.4、源泉の温度は41度である。特徴がある泉質ではないが、浴室には名湯であるとの学者の説明が掲示してあった。 ![]() 露天風呂からの展望はすばらしい。縁が少し高過ぎるので伸び上がらないと近くの景色が見えないが、丘の上からの眺めはよい。勝沼町一面がぶどう畑で覆われているのがわかる。 ぶどうの丘公園のワインセラーではワインの飲み放題もやっている。天空の湯は泉質は平凡だが、その名のとおりロケーションがすばらしい。甲府盆地や、その先の南アルプスの山も見える眺望はいちど試してみる価値はある。 |
■営業
■交通 |
■ぶどう狩り ここ数年、9月−10月のシーズンになると勝沼にぶどう狩りに訪れる。ぶどう狩りのシステムは、ぶどう畑で農家のおばさんに熟れた房を教えてもらって、自分でつみ取る。房の重さで料金が決まる。1箱分買って3、4千円程度。 ![]() つみ取る前にぶどうの試食をさせてくれる。たくさん出てくるのでそれだけても満足してしまいそうだ。今回の試食は写真のもの。右上から右回りで、キングデラウエア、ルビー、ピオーネ、ネオマスカット。 |
![]() 一つのぶどう棚には何種類ものぶどうがある。手を伸ばせばちょうど届くような高さにぶどうが成っている。雨に当たるとぶどうの粒が割れるので、どの房にも小さな傘がついている。 農家のおばさんの話ではぶどうの栽培はたいへん手間がかかる。大きな粒にするのに、小さいうちに粒を間引くのだそうだ。ピオーネのような大粒のぶどうは、1房の粒の数がほとんど同じなのはそういう理由があるからだ。 |
ぶどうは種類によって収穫時期は違っている。適当に行くとお目当ての種類がないこともある。今回は皮ごと食べられて甘みが濃厚なリザマートを目当てに行ったら1週間早かった。 量の少ない品種は手に入る時期が限られているので、ぶどう園に電話してから行った方がよい。 |