下諏訪温泉を代表する共同浴場
■概要
下諏訪温泉は、中山道と甲州街道が分かれる宿場町で、諏訪大社下社秋宮の門前町でもある。古くから温泉のある宿場として有名であった。現在も諏訪大社の前を通る街道沿いに温泉街がある。
温泉街の中ほどに大きな共同浴場「遊泉ハウス児湯(こゆ)」がある。コンクリート造の2階建て、瓦葺ではあるがやや風情に欠ける。正面に「子宝地蔵」が飾ってある湯口がある。

もともと共同浴場があったが、お湯の細った近くの「綿の湯」と合併して1986年に建て替えられたもの。観光客も集まる人気の共同浴場だ。

■所在地
長野県諏訪郡下諏訪町横町木下3477
TEL:0266−28−0823 |

■印象
浴室には2つの浴槽をつなげたような大きな浴槽がある。浴槽のふち全体からお湯があふれている。お湯はかなり熱め。透明のお湯だ。夕方に訪れたのでややなまっているかもしれない。
強い浴感はないが、入るとごく弱いながらスベスベそのうちキシキシ感がある。源泉は旦過源泉、泉質はナトリウム・カルシウム−硫酸塩・塩化物泉、源泉の温度55℃、成分総計1278mg。
主浴槽の左に3本の打たせ湯がある。地元の常連らしい先客がじっとお湯に打たれている。試してみたが、打たせ湯にしては温度が高いので長くは続けられない。
打たせ湯のさらに左から外に出るとごく小さな露天風呂がある。眺めはなにもないが、外の風は気持ちがよい。こちらもかけ流しかもしれない。
外にある飲泉所で源泉を飲んでみた。ほんのわずか塩味を感じてかなり飲みやすい。温度もちょうど飲みやすい。
下諏訪で一番人気のある共同浴場なので観光客も多くけっこう混んでいる。お湯の状態のよい午前中に訪れるのがよいと思う。 |
■営業
営業時間 |
5:30−22:00 |
休館日 |
無休 |
料金 |
220円
休憩は10:00−17:00で560円 |
■交通
長野自動車道の岡谷ICで降りて、国道20号線を下諏訪方向へ。大社通り交差点を直進して国道142号線に入り諏訪大社の前を横切る。諏訪大社から200mほど右側にある。駐車場は数台。綿の湯あとにも数台置ける。

調査日:2005年5月 |