瀬戸瀬温泉セトセ温泉ホテル★★★★


ふんだんに涌くやわらかい湯

■概要

北海道の大雪山の東からオホーツク海側は人口が少なく、昔から林業が中心の産業だ。遠軽(えんがる)は林業の町で、町外れの山の中に瀬戸瀬(せとせ)温泉がある。

瀬戸瀬温泉は林業組合が開発し、開業は1956年になる。瀬戸瀬の地名はアイヌ語の「セトシ(鳥の巣の多い所)」が元になっているそうだ。確かに周囲は広葉樹の森で鳥も多い。温泉の建物以外は人工的なものはなにもない。



1軒宿のセトセ温泉ホテルはかなり古びてはいるが、丈夫そうな建物だ。温泉設備としては男女別の浴室がある。残念ながら露天風呂はない。



■所在地

北海道紋別郡遠軽町字湯の里
TEL:01584−4−2021



■印象

タイル張りの浴室にひょうたん型の大きな浴槽がある。澄んだお湯が静かに溢れ出ている。さっそく浸かってみるとわずかにぬるめの適温だ。たまに桶の音がするだけでとても静かだ。 なぜか銭湯風の大きなタイル絵がある。

お湯は 源泉そのままというので、自然に最適な温度になるとは実にすばらしい。弱くツルスベ感もあって肌にやさしい感じだ。泉質はアルカリ性単純泉、地下106mから毎分180Lの自噴、源泉の温度は43.1℃、成分総計145mg、pH=9.1。



カラン、シャワーも温泉だ。休憩所の前の台所でも温泉が出ので持ち帰りもできる。コーヒーに使うと美味しいそうだ。瀬戸瀬温泉の近くは水が良くないので飲み水は温泉をさまして使うという。

オホーツク海側の秘湯というような雰囲気。お湯が良いのでお勧めする。

■営業

営業時間 8:00−20:00
休館日 水曜日
料金 400円

交通

旭川から国道39号線で北見方向へ。上川町で左折して国道273号線、国道333号線で遠軽方面へ。瀬戸瀬市街に入って小さな看板を見つけて右折、南に10kmほど。温泉までは全て舗装されている。駐車場は広い。



調査日:2004年7月

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