奧日光にある温泉のお寺 ■概要 温泉寺は奧日光、湯の湖にある温泉のお寺である。起源は非常に古く、温泉寺の案内によると9世紀から知られていたという。 ![]() 温泉寺の本尊はもとは、裏山(温泉ケ岳)の頂上にあったが、1966年の台風によって御堂が倒壊した。ふしぎにも本尊は壊れずに岩の上あったそうだ。 このことに感激して御堂を復興することになり、1973年に現在の位置に温泉寺が復興た。同時に庫裡には温泉が引かれ「温泉のあるお寺」として現在は有名である。 お寺の管理は中禅寺湖にある輪王寺が行っていて、温泉寺はその別院である。 ■所在地 栃木県日光市湯本 TEL:0288−55−0013 調査日:1998年7月 |
![]() ■印象 温泉寺はお坊さんとその奥さんで切り盛りしている。湯船が狭いので、お客さんは順番に案内される。お客の様子を見ながら気を配ってくれて印象がよかった。お湯は白濁していて少し熱めである。窓からは緑の裏山が眺められ、鳥の声も聞こえる。秘湯の気分だ。 ![]() 温泉は庫裡にある。そこで順番待ちと、湯上がりの休憩をする。待ち時間のあいだにお茶と煎餅をサービスしてくれる。 ![]() 料金(お寺なので奉納)は500円だが満足できる。 |
■営業
夏場は宿泊もできるそうだ。 |
![]() ■源泉 奧日光湯本温泉の源泉は温泉寺のすぐ近くである。沼地のなかに涌出口がいくつもある。写真の小屋の下が湧出口、遠くに温泉寺が見える。ハイキングコースになっているので中高年のハイカーが多い。 |
■温泉源の由来 日光市日光市の案内板による : 湯本温泉の発見には資料が乏しく定かではないが、一説によると日光開山の祖と仰がれる勝道上人が延暦7年(788)この温泉を発見、背後の山を温泉ケ岳と名づけ、そこに湧出する温泉を薬師湯(瑠璃湯)と名づけたといわれている。 ![]() 湯の湖 |
■光徳牧場のアイス 湯の湖から中禅寺湖へ帰る途中、戦場ヶ原の近くに光徳牧場がある。アイスクリームが有名なので寄ってきた。観光客が行列を作っている。ミルクの成分が多くておいしい。 ![]() |