門別温泉とねっこの湯★★★ | ![]() |
バリアフリーの町営温泉 ■概要 門別(もんべつ)は日高地方の小さな町だ。近年、日高地方は町営温泉の建設が盛んで、門別町は最も新しく温泉を建設した。町営の温泉施設「門別温泉とねっこの湯」は1999年にオープンした。町民総合センター、パークゴルフ場と続きの敷地にある。 「とねっこ」は子馬のことで、馬の産地らしいかわいい名前だ。国道沿いにあって建物の裏の方は海だ。建物の外観は何かのパビリオンのような風変わりなもの、内部は公共施設らしく清潔で広い。 ![]() 施設の概要としては、浴室内には温泉浴槽、薬湯、真湯、寝湯、サウナ、外には温泉露天風呂、ジャグジーがある。そのほかに身障者用浴室、車椅子トイレが別にある。さらに休憩室、レストランがある。 ![]() ■所在地 北海道沙流群門別町富浜223−140 TEL:01456−3−4126 FAX:01456−2−2606 |
![]() ■印象 玄関を入ると長い廊下の一番向こうに浴室のノレンが見える。広く明るい雰囲気だ。浴室は浴槽がたくさん並んでいるので広いのに狭く感じる。どの浴槽にも手すりが付いているのがややわずらわしい。とにかくまずは温泉の浴槽へ。 赤っぽいこげ茶色のお湯。ヨード系の臭いだろうか、モール温泉とはちょっと違う臭いだ。味はほとんどない。浴感はさらりとしている。泉質はナトリウム─塩化物泉、源泉の温度33.4度、蒸発残留物2789mg/kg、湧出量483L(動力)だ。 ![]() 露天風呂は温泉とジャグジーの2つになっている。温度は熱め、眺めはあまりない。浴室に戻って、薬湯を見るとこの日はバラ湯だった。色が毒々しいので見るだけ。 受付の人に、かけ流しかと聞くと、源泉を足しながら循環しているとのこと。 毎日予想以上の来客で混んでいると説明してくれた。 温泉そのものの浴感は少なく泉質派には物足りないが、家族連れには多彩な風呂があるので好評だろう。 |
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■二風谷アイヌ文化博物館![]() 門別から沙流川をさかのぼったところに大きな二風谷ダムがある。ダム湖の傍に平取町立二風谷アイヌ文化博物館がある。現代的な豪華な雰囲気の博物館だ。 アイヌとは北海道の先住民で、半農半漁の生活をしていた。博物館にはアイヌ文化の研究家の萱野茂の集めたアイヌ生活文化資料を展示している。 平取町二風谷55 9:00−16:30(月曜休) 400円 |
![]() 博物館の前にはアイヌの萱葺きの家「チセ」がある。館内には着物や古民具が展示されている。面白かったのは「イクパスイ」という儀式用の箸だ。先祖や神に酒を捧げるために、箸先を酒杯につけ祭壇に向けて垂らす。こまかな彫刻があって大切なものだったのだろう。 ![]() |
![]() ■競走馬 日高地方は馬の牧場が多いが、門別町、平取町付近は特に多い。広い放牧地に三々五々馬がいる。道端で眺めていると馬のほうから興味をもって近寄ってくる。野次馬の言葉どおりだ。 |