昭和初期の重厚な温泉宿 ■概要 新潟県の松之山温泉は長野県との県境に近い山の中にある温泉地だ。油臭が特徴の温泉で有名だ。松之山温泉街から1kmほど離れたところに凌雲閣がある。 小高い丘の中腹に木造3階建ての建物がそびえている。なかなか迫力のある手間のかかった贅沢な建物だ。右手には鉄筋の新館の建物がある。 宿の創業は1937年、戦前の好景気の時代だ。りっぱな玄関や手入れの行き届いた内装を見ると、秘湯を守る会の旅館らしく繁盛しているようだ。 ![]() 「鏡の湯」源泉は凌雲閣の所有だ。源泉名の由来は近くにある地元の名所「鏡が池」だ。地元の伝説によると、平安時代の歌人大友家持が松之山に隠棲したときに娘が生まれた。その後娘が継母に苛められて身投げしたのが鏡が池だという。 ■所在地 新潟県十日町市松之山天水越81 TEL:02−596−2100 FAX:02−596−2176 |
松之山温泉「鏡の湯」、泉質はナトリウム・カルシウム−塩化物泉、源泉の温度84.2℃、湧出量17.3L(掘削自噴)、成分総計15660mg。 |
■営業
■交通 関越自動車道の石打塩原ICを降りて、国道353号線で十二峠を越え、松之山町へ。郵便局前で左折、県道80号で松之山温泉へ。松之山温泉街には入らず1km進む。 ![]() 調査日: 2007年4月 オフィシャルページ |