太平洋に面した豊富な湯量の温泉
■概要
登別温泉は全国的に有名な温泉地だが、その近くの太平洋に面した海岸にも豊富な湯量の温泉がある。虎杖浜(こじょうはま)温泉は、海沿いの国道に沿って温泉施設が点々と並んでいる。その中でも開業1965年と最も古いホテルほくようを訪れた。
交通量の多い国道に面して広い駐車場がある。付近は畑と広い草原だ。その後ろに樽前山が見える。国道の反対側はすぐに海が広がっている。建物は大きいがかなり古びている。
日帰り客は右手の小さい入り口から入る。受け付けは素っ気無いが、常連客がたくさん来ているようだ。靴はビニール袋に入れて持ち込む。浴室(浴槽3、水風呂)と大きな露天風呂がある。日帰り用の休憩室は広く、おでんなども注文できる。
■所在地
北海道白老郡白老町竹浦121−41
TEL:0144−87−2345
FAX:0144−87−3888
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■印象
浴室には大きな浴槽が3箇所ある。左手奥が最も高温で43度、中央が42度、右が41度とある。実際はもう少し温度差がありそうだ。かすかに緑がかった透明なお湯が豊富にあふれて、タイルの床全体に流れている。

泉質はナトリウム−塩化物泉、源泉の温度48.6℃、成分総計1139mg、かすかに塩味がある。地下1000mからの揚湯で毎分1700Lと豊富だ。さっぱりした浴感で気持ちがよい。
露天風呂は長い渡り廊下の先にある。後ろの山を借景にした眺めのよい広い岩風呂だ。ぬるめのお湯で長湯ができる。のんびりしているとジーゼル列車の音が聞こえてきた。
気取った所ではないが、豊富な源泉かけ流しのお湯がよい。
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■営業
営業時間 |
7:00−24:00 |
休館日 |
無休 |
料金 |
500円 |
■交通
道央自動車道の登別東ICで下り、国道36号線を苫小牧方面へ15kmほど進むと虎杖浜温泉になる。ホテルほくようは国道に面して山側にある。駐車場は広い。JRで竹浦駅下車から歩いて20分。

調査日:2003年5月
オフィシャルページ
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