角間温泉大湯★★★ | ![]() |
ひっそりした温泉場の共同浴場 ■概要 角間温泉は志賀高原の入り口にある渋湯田中温泉郷の南にある温泉地だ。長野県には角間温泉が2ヶ所あってもうひとつの角間温泉は菅平の近くにある。こちらの角間温泉は山ノ内町を見渡せる見晴らしのよい高台にある。 古い温泉旅館が5軒ほどの小さな温泉街だ。ひっそりと落ち着いた雰囲気で、まったく静養向きの温泉だ。温泉の発見は室町時代で、高僧である蓮如上人が岩間を訪れて発見したという開湯伝説がある。 ![]() 道路の真中をふさぐように共同浴場の大湯がある。ここがバスの終点だ。ほかにも坂を少し下ると2箇所の共同浴場がある。共同浴場は地元用だが、大湯の向側にある黒鳥商店で料金を払うと利用できる。 ■所在地 長野県下高井郡山ノ内町角間 TEL:0269−33−1106(山ノ内町観光協会) |
![]() ■印象 黒鳥商店で車のキーと引き換えに共同湯の木製のカギを借りる。おかみさんは「昨日、温泉のパイプを掃除したばかりだから、熱いかもしれないよ」と忠告してくれた。 バス停側の入り口は洗濯場になっている。浴室の入り口は道路に面しているところ。木製のカギを差し込むとなにやらジジジーという音がしてドアが開けられる。 浴室は至ってシンプル、御影石の大きな浴槽があるだけだ。湯口からお湯が流れ込んで静かに溢れている。お湯はたいへん澄んでいる。 かけ湯をしようとお湯を汲んでみると、ものすごく熱い。水で埋めるのも気が引けたので、足だけ少しつけて残念ながら退散した。お湯をなめてみるとほんのり甘い味がする。 泉質は含ヒ素石膏弱食塩泉(角間温泉旅館組合のサイトではナトリウム・塩化物硫酸温泉としてある)、源泉の温度87.8℃ である。 静かな温泉街の静かな共同浴場だ。さっぱりしたお湯はアトピーにも良いそうだ。 |
■営業
■交通 上越自動車道の信州中野ICを降りて、志賀中野道路を経由して国道292号線バイパスに入る。佐野角間ICを降りて、角間温泉の看板を頼りにゆるい坂を登る。突き当りを左折して一本道をたどると、集落に入る。 駐車場はたいへん狭く5台程度。 ![]() 調査日:2005年1月 |
■滝の湯
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■新田の湯 坂の一番下にある共同湯。黒ずんだコンクリートの浴槽だが、手入れがよくされている。お湯は透明、 やや熱めの適温に調節されている。石膏泉らしいサッパリとした浴感だ。 ![]() ![]() |