別所温泉大師湯★★★


北向観音の共同浴場

■概要

別所温泉は信州の鎌倉と言われる塩田平にある、古くからの温泉である。大師湯は別所温泉の中心、北向観音のすぐ側にある共同浴場で1000年以上の歴史があるそうだ。

観光協会の解説によると、
「天長2年(825年)比叡山延暦寺の座主円仁慈覚大師が北向観音堂建立のため当地に来錫の折、好んで入浴したので大師湯と名付けられた。」とある。



■所在地

長野県上田市字別所温泉大字湯川
TEL:0268−38−5750
(別所温泉財産区)


■印象

北向観音の境内から右に行くと湯川にぶつかる。この湯川の際に大師湯がある。古くからの湯殿という感じの建物だ。料金は非常に安い。

お湯は透明で臭いは全くない。熱めのお湯がこんこんと注がれている。こういうすっきとした温泉は気持ちがよい。蛇口のお湯も温泉だと思う。現在の源泉は北向観音境内をボーリングしたところのもの。源泉の温度は50度以上ある。

その昔は参詣者のための温泉だったそうだ。今は近所の人が利用する気軽な庶民の温泉だ。番台のおばさんはあいそがよかった。

調査日:1998年7月

■営業

営業時間 6:00−22:00
休館日 第1、第3木曜日
料金 150円

交通

上信越自動車道、上田菅平ICで降りて、上田市街を通り国道143号線松本方向に行く。上田市郊外の小泉東で左折、別所温泉への標識に従って保科で右折。
駐車場は北向観音の下は1回400円、すこし歩くことになるが別所温泉駅近くの駐車場は無料。



追加情報

料金が150円に。(2004年5月こいさんから)


北向観音



北向観音とは長野の善光寺と対になる由緒ある寺である。善光寺は南向き、北向観音は北向きである。厄除けの御利益があると言われていて、その昔はにぎわったそうだ。
境内の右手にはおじいさんの世代では有名な「相染(あいぜん)かつら」の桂の木がある。たいへんな巨木だ。



訪問した日は境内には人も少なく静かなお寺だった。
 


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