伊豆長岡温泉あやめ湯★★★ | ![]() |
長岡温泉中央の共同浴場 ■概要 長岡温泉は伊豆半島中央部の大きな温泉街だ。狩野川の左岸にあって旅館が30軒ほどある。伊豆長岡の中央部には小高い源氏山があり、それを取り巻くように温泉旅館がある。 いくつかある共同浴場のうち、源氏山の東のふもとにある共同浴場「あやめ湯」を訪れた。あやめ湯は長岡出身の美女「あやめ」にちなんでいる。建物の表はひなびた銭湯風、建物の裏は屋根に湯気抜きがある典型的な温泉の浴舎だ。 ![]() 中に番台があって、タオルなども買うことができる。2階にはたたみの休憩室がある。入り口の脇には小さな道祖神がある。 ■所在地 静岡県伊豆長岡町長岡 TEL:055−948−3840 |
![]() ■印象 冬の寒い朝、芯から温まろうとあやめ湯の朝湯の時間に訪れた。先客は常連さんばかりのようだ。お互いにあいさつして、世間話を始めたりしている。 浴室はタイル、浴槽の縁は石でできている。透明なお湯があふれている。湯口からたっぷりお湯が流れ込んで、気持ち良いかけ流しだ。さっそく入るとけっこう熱い。 お湯は癖がなくさっぱりしている。泉質はアルカリ性単純温泉、温泉協同組合の2つの貯湯槽の混合だ。(第1貯湯槽は(59.8度、第2は63.1度)熱い湯に浸かっていると体の芯まで熱くなってきた。 温泉街の中央部にある小さな共同浴場だ。脱衣場も浴室も小さいが、適度にひなびた雰囲気が落ち着ける。気持ちがほっとしてすがすがしくなるところだ。 |
■営業
■交通 |
■「あやめ」のいわれ あやめ姫は伊豆長岡で生まれ、成長してから上京して、宮中一の美女と言われた。平家物語に出てくる有名な武将、源頼政(みなもとのよりまさ)と結婚したが、源平の戦いで頼政は戦死する。あやめ姫は伊豆長岡に戻って頼政の霊を弔った。 源頼政はヌエ退治などのエピソードで平家物語の主要人物の一人だ。毎年7月第1土曜、日曜には伊豆長岡で、あやめ姫にちなんで「源氏あやめ祭」が開催される。 |
■温泉まんじゅう![]() 湯気が魅力的なまんじゅう屋 ![]() |
あやめ湯の近くに小さな温泉まんじゅう屋があったので思わず買ってしまった。こぶりで食べやすい。1個80円。 ■温泉水 あやめ湯の番台でクマコが発見した化粧水、「温泉水あやめ御前」750円。クマコはけっこう気に入っている。 ![]() |