熱海の高台にある独自源泉の宿 ■概要 熱海温泉は大変有名な温泉地だが日帰り専門施設はあまりない。大旅館やホテルがたくさんあるが、日帰りを受け入れてくれるところも意外に少ない。 日帰りを受け入れてくれる旅館のなかでも、熱海駅から近い志ほみや旅館はお湯が良さそうなので行ってみることにした。 ![]() 駅から温泉街に下る道を100mほど行くと左手に志ほみや旅館がある。系列のボーリング場が隣にあるのですぐわかると思う。創業60年というやや古びた6階建ての大型旅館だ。高い場所にあるので海の眺めがよい。 館内は昭和レトロを感じさせるひなびた雰囲気。フロントで立ち寄り湯をお願いすると気持ちの良い応対をしてもらった。老舗とまでは言えないが古くからの旅館の折り目正しさを感じた。 ![]() 浴室は縦に長い建物の奥に行ったところ。 ■所在地 静岡県熱海市春日町1−2 TEL:0557−81−3651 FAX:0557−81−3655 |
![]() ■印象 浴室はシンプル。タイル張りの大きな浴槽がある。奥の壁には水が流されて虹色のライトが当てられて面白い雰囲気。 お湯は透明、横壁の底の方に湯口があって、熱いお湯が水面下で噴出していて、全体にゆるゆるとかけ流されている。 湯口付近は熱いお湯だけれども全体は若干ぬるめの適温で気持ちがよい。ほのかな香りがある柔らかいお湯。かすかにキシキシ感もある。静かに浸かっているととてもリラックスできる。 独自源泉を2本所有しているというが、掲示があった源泉は 志ほみや源泉78号泉、泉質はナトリウム・カルシュウム−塩化物温泉(弱アルカリ性)、源泉の温度78.1℃、総成分10.59g。 ![]() 露天風呂は横長で、石の樋からお湯が注がれるしゃれた造り。お湯は贅沢にオーバーフローしている。樋のお湯をなめてみるとごく薄い塩味がした。 残念ながらこの日はカルキ臭が残っていて、せっかくの露天風呂がいまひとつだった。 熱海の旅館で立ち寄りができるところはそう多くないので、料金が高めなのが残念だが、けっこう満足した。 |
■営業
■交通 東名高速道路の厚木ICから小田原厚木有料道路に入り、終点で降りて、国道135号線に入る。すぐに真鶴道路、小田原ビーチラインを乗り継いで熱海に入る。熱海駅前まで行ってから中心部に向かって坂をすこし下ったところ。隣のボーリング場下に駐車場あり。 ![]() 調査日:2007年2月 オフィシャルページ |