浅間温泉港の湯★★★ | ![]() |
浅間温泉の昔ながらの共同湯 ■概要 信州松本の奥座敷、浅間温泉は古くからの温泉地だ。温泉街の中にはたくさんの共同浴場があるが、ほとんどが地元専用なので観光ガイドマップには現れない。わずかに地元以外の人にも開放されている外湯は2箇所だけだ。 ![]() 今回は地元以外の人でも利用できる共同浴場のひとつ、港の湯(みなとのゆ)を訪れた。温泉街の入り口にあってバス通りに面している。地味な雰囲気なので、その気で探さないと見つけられない。 男女別にそっけない入り口があって、中はすぐに番台がある。普通の銭湯の形式だ。番台の上にある立派な神棚が歴史を感じさせる。 ■所在地 松本市浅間温泉1−21−10 TEL:0263−46−1800(浅間温泉観光協会) |
![]() ■印象 浴室はタイル張り。掃除が行き届いていて気持ちがよい。小判型の浴槽にお湯が注がれている。浴槽の縁から静かにお湯が溢れていてとてもうれしい。 かけ湯をしてさっそく浸かってみる。熱いお湯が体にしみる。泉質はアルカリ性単純温泉、源泉の温度49.7度だ。 地元の人がぽつぽつ現れてお互いにあいさつしている。まさに普段着の温泉だ。洗い場には現代的にシャワーも備えている。 番台のおかみさんと話をした。「ここのお湯は昔はもっと熱かったの。昔はここのあたりは井戸を掘ってはいけなかったので、近くの人は朝ここに顔を洗いに来て、お湯を汲んで帰ったものさ。」 温泉のお湯が煮炊きに使う生活用水だったそうだ。その昔は生活に密着したお湯だった。いまでも庶民的な共同湯の姿を残している。 |
■営業
■交通 長野自動車道の松本ICを降りて、松本駅に向かう。駅前から国道143号線で北上、浅間温泉の案内を見つけて右折、国道254号線に入る。温泉街の入り口を見つけ浅間橋を渡る。港の湯は温泉街に入ってすぐのところ。 駐車場はないので、離れたところにある公共駐車場を利用。JR松本駅から浅間温泉まで頻繁にバス便あり。 ![]() 調査日:2004年9月 |