穴原温泉 天王寺穴原湯★★★ |
![]() |
山間の静かな共同浴場 ■概要 穴原温泉は、飯坂温泉の中心部から、摺上川の上流へ2kmほどのところにある。川の左岸が穴原温泉、右岸が天王寺温泉である。その間を奥十綱橋がかかっている。昔は純然として湯治場だったそうだが、現在は行楽向きの大きな旅館がある。 ![]() 天王寺穴原湯は奥十綱橋の近く穴原温泉側にある共同浴場だ。一見民家風の建物である。浴槽がひとつあるだけの単純な浴室だ。料金は入浴券で支払う。入浴券は飯坂温泉の共同浴場と共通である。入浴券の売店はけっこう離れている。飯坂で買っておく方がよいだろう。 ■所在地 福島県福島市飯坂町穴原 TEL:024−542−2111 (福島市飯坂支所温泉課) |
![]() ■印象 共同浴場は村の小さな集会場のような雰囲気だ。受付のお爺さんに挨拶して入る。さっそく浴室へ。小さいけれどタイルがきれいに掃除されて気持ちがよい。 お湯は透明でこれも良い感じ。先客が静かにお湯に浸かっている。しかし、湯加減を見てみるとすごく熱い。私は熱い湯もけっこう好きだがさすがにここは熱かった。お湯が動かないようにゆっくり入る。温度計みるとなんと46度を指していた。 ![]() 熱いお湯が流しぱなしになっている。地元のための共同浴場で、温泉らしさが堪能できる。 |
■営業
■交通 |
■医王寺 穴原温泉の帰りに医王寺に寄った。源義経や松尾芭蕉にゆかりのあるお寺だ。晩秋であまり観光客の来ない時期だったので、静かな境内を歩くことができた。 ![]() イチョウの落ち葉と薬師堂 医王寺本堂には芭蕉の句碑がある。奥の院の薬師堂の裏には佐藤氏の大きな墓がある。 |
医王寺は平安時代に開かれて、源平の頃にこの地域の強大な豪族であった佐藤基治の菩提寺として栄えた。佐藤基治の二人の息子は、基治の命で源義経の家来となって活躍し、義経をかばって討ち死にした。後世の俳聖松尾芭蕉はここに立ち寄って、故事をしのんだ俳句を残している。 ![]() 薬師堂の手すりには石の絵馬が掛けられていた。なかなかおもしろい。健康祈願が多いようだ。 |
■手打ち蕎麦 ![]() 医王寺の近くに手打ち蕎麦屋があった。大きな民家をそのまま店にしたようで、座敷に上がって食事をする。手打ち蕎麦コース(1600円)を食べた。細い蕎麦はなかなかすばらしい味だった。 「木鶏」蕎麦・川俣軍鶏料理。午後に休み時間があるので注意。 |