セキュリティホール 一昨日マイクロソフトはWindowsの複数のセキュリティホールにつての パッチを公開した。 日経のIT Pro はその中に「超特大」も含まれると書いていたが、 インターネットに接続するだけでも被害に遭うことを指すそうだ。 セキュリティホールとはマイクロソフトの独占物だと思っていたら、 一般のアプリケーションソフトにも現れるようになった。 以前ATOK16に見つかった。 最近では RealOne Playerに、任意のコードが実行されるセキュリティホールが見つかった。 名称変更した RealOne は結局 RealPlayer 10 と元の名前に戻ってしまった。 |
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共通のもの 以前に中学校の先生が書かれた新聞記事を読みました。国際交流の一環でしょう、 夏休みに生徒を連れて東南アジアの国の学校へ訪問したという内容です。 親睦会のようなものが開かれて、互いに歌や踊りを披露したそうです。 日本の生徒はみな進んで歌や踊りを披露したそうで、 その個性豊かな様子に先生は少し誇らしげだったそうです。 ところが宴たけなわになって、この先生思わずハット気づきます。 歓迎する方の生徒らは、みな民族衣装をまとい自国の民謡や舞踏を披露します。 それに比べて我らにはみんなで一緒になって披露するものがない。 これでは日本の文化を伝えることはできないと書いてありました。 これは鋭い指摘で、いつのまにか私達は日本人として共通のものを失いました。 大晦日の紅白歌合戦は宇宙人の集まりになりました。 日本びいきの外国人がいますが、うっかり馴れ馴れしくすると軽蔑されかねません。 そういう外国人の多くは日本の伝統文化に詳しいものです。 何処でそんな知識を仕入れたのと驚いても手遅れで、 私達はこれまで過去の伝統や習慣を捨ててばかりしてきました。 古人の知恵を受け継ぐことを拒みました。 その結果、分別を失いました。 このような話を思い出したのは、イラクで人質になった3人の家族をテレビで見たからです。 かつての父母たちは分別なき我が子を一喝しました。 それでも聞かなければ、羽がい締めにしてでも行くのを止めました。 ところが、そんな反省もなく自衛隊は撤退せよと、公私混同も甚だしいのはこういう理由かなと思ってみました。 |
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緑樹 櫻の時季は過ぎてしまったが、青空に透かしてみる緑樹の葉が鮮やかである。 ![]() |
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フリーのPDF文書変換ソフト 少し古い話だけど、フリーのPDF文書変換ソフト「PrimoPDF」を知った。 こういうのを以前から探していた。近頃PDFファイル形式で 渡す人が増えてきたので、そろそろ市販のソフトを購入しようかと考えていた。 しかし製品と比べて価格が高すぎると思うので迷っていた。 高度な機能などは使うつもりはなく、文書を見たままに変換できればよい。 作者は activePDF, Inc で、Windows 98/Me/NT/2000/XPに対応している。 仮想プリンターとして動作するので、印刷できるファイルならどれもPDF変換できる。 またフォントを埋め込むので、異なる環境でも読むことができる。変換は簡単で、 印刷のオプションでプリンタを「PrimoPDF」に選び、印刷を実行すればよい。 ホームページ: http://www.primopdf.com/ からダウンロードできる。 |
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食べ物出つくす 老舗の日本料理店で食事する。久しぶりに美味しい料理であった。 話に興じて食べるペースがつい遅くなる。 こういうものを食べていると、食べ物は出尽くしたなあと思う。 新しく現れるものに旨いと思ったためしがない。むしろ後悔することが多い。 菓子や飲み物だって子供の頃あったものはすべて今もありよく売れている。 新製品は現れては消える。 映画監督小津安二郎は口ぐせで 「新しいってことはいつまでたっても変わらないことなのよ。 変わらないってことが新しいのよ」と言っていたそうだが、食べ物だって同じである。 |
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KNOPPIX Linux ひと月前から、日本語版 KNOPPIX 3.3 を時々使っている。 CD-ROM から起動する Linux である。 だからインストールすことなく使えて便利である。 開発者はドイツの Klaus Knopper 氏で、産業技術総合研究所がその日本語版を 開発・提供している。 ノートPCで試してみると、ブート時にオプションを指定するだけで デバイスを自動認識し2,3分で起動が完了する。 USBフロッピーディスク以外は勝手に認識してくれるのには少し驚いた。 特にネットワークの設定の必要がない。 プロバイダーのユーザーIDとパスワードを入力するだけで インターネットに接続される。KNOPPIX がDHCPサーバーから 直接 IPアドレスや DNSアドレスなどを 取得するように設定されているのだそうである。 あまりにも簡単に繋がるものだから、はじめ怪しんで ifconfigコマンドで 確認してみたりした。 |
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目ざわりなデザイン 兼ねてから折り財布を探し求めている。 一万円札がピッタリと収まるような小さな財布である。 いま渋々使っているのが大きいのだ。一万円札を入れると 横に四分の一ほど余りができる。その分無駄で使いにくい。 なぜこんな作りかは見ればわかる。 財布の内側は両面にカードを差し入れるポケットがある。 カードを2枚横に並べると、それは一万円札よりも長くなる。 つまり財布の横幅を決めるているのは、お札ではなくカードである。 カードなら別にカード入れを持っているから、私には不要なものだ。 お金とカードは別にする方が良いような気がするからである。 第一紛失したときのことを考えると、リスクは分散するほうがよい。 一つ例外を除けば、この方が理にかなっているように思える。 例外は、キャッシュカードで金を引き出す場合である。 この時、財布とカード入れを取り出すことになる。 更に記帳するとなると通帳も出すことになって、両手は 財布とカード入れと通帳の3つを操(あやつ)るのに忙しく往生する。 段取りが悪いと、指がまごまごする。 これを除けば、財布とカード入れが出くわすことはない。 料金を支払うときにはキャッシュなら財布を、キャッシュレスならカード入れ という具合に使い分ければよい。ポイントカードなどは持たないので分けられるのである。 ところが、どこの財布売り場にも、求める小さな財布は見あたらない。 例の大きな財布がゴロンと置いてある。 これはデザイン(設計)の問題なのである。 財布はカードも入れるものと、意識してか無意識なのか思っているのだろう。 機能を絞って、札入れだけにすればシンプルになるという発想がないのである。 |
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ナタリーポートマン公式サイト? ナタリーポートマンといえば昔マチルダ、今パドメだが、 その公式サイトらしきものを見た。らしいというのは、探してみても 公式サイトの表明が見あたらないのである。 それでもこのサイト、膨大な内容で凄いのである。 ポートマンの経歴を見ると、1981年生まれ、身長160cm。 去年ハーバード大学を卒業云々とあり、 実はこの身長より少しだけ小柄であるともコメントされている。 文書が膨大なので斜め読みして行くと、何処で読んだか忘れたが、 「彼女に関することは、出し惜しみはしないよ」とあった。 凄いとはこのことなのだ。 公式の場でのショットや雑誌の表紙およびプライベートを含む3000以上の写真。 STAR WARS Ⅲの撮影シーンもある。 映画のシーンやインタビューなどのビデオクリップが200以上ある。 「セサミストリート」のクリップがおもしろい。音声ファイルも多数ある。 更に、ファンによるアートや壁紙などまで掻集めて掲載している。 あろうことか、パパラッチの写真まである。 暫くドキュメントを読んでいって次の文に出会った。 " 100% Fan-made. "、 " 0% Copyright Protected. " これで熱烈なファンによるサイトだとわかった。 だまされたのはURLにある。 アドレスは natalieportman.com です。関心がおありならご覧あれ。 |
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山口瞳 電車の中でいつも読んでいる文庫本が終わったので駅の本屋で、山口瞳「礼儀作法入門」を買う。 この人の本は生前から知っていたが読むのは初めてである。 他でもよかったのだが、偶然に選んだ。本は死んだ人のものをなるべく読むという私の癖 にも適っていたこともある。礼儀作法といっても、なに堅苦しいものではない。 見た目のキレイなのがよい、美しいことが正しいという。江戸っ子だ。 読み続けると、大好きな人達の話が出てくる。内田百閒、小津安二郎....等。 しばらく読んで気づいた、人生の達人である。 |
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読書の春(秋なんてウソ) 俗に"読書の秋"と云いますが、これはウソです。 元来そんな習慣はありません。 これは本屋さんの広告に始まったことだそうです。 秋になりますと皆さんスポーツやら行楽に出かけてしまって、 本など読まなくなります。一年で本が売れないのは秋なのだそうで、 困った本屋さんたちが結束して広告したのが"読書の秋"キャンペーンだそうです。五十年以上前の話だと聞きました。 爾来(じらい)みんなでまに受けて今日に至ったようです。 いまでは、"読書の秋"と聞いて「なるほどと頷く人」と、「ピンとこない人」との2つに分かれます。 なるほどと秋に読書に励む人。これは(先代の)本屋さんの手柄(てがら)なんです。 もう一方の秋に読書できない人。色々な行事が目白押しですもの、その方が健康なのです。 でも読書に最も適した季節はむしろ春ではないかと思うんです。 春眠暁を覚えずといいますが、この時節がよいようです。 少しぼんやりした頭を活性させてくれます。 また春は節目の時季でもあります、生活環境の変わる方も多いでしょう。 気分を新たにするためにも、読書は春が一番よいのだと思います。 |
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諍いと仲直り 新聞が互いを批判し合っている。朝日と産経である。結構なことだ。 そもそもは3月31日の朝日の社説が、国旗・国歌をめぐり都が行った 教職員処分に異を唱えたことから始まる。 朝日の社説、産経の産経抄および主張は今なら過去に遡ってWeb上ですべて読める。 両方ともご覧あれ。論争と言うけれど、かみ合わないものだ。 はなしは変わって、サンとマイクロソフトのJavaをめぐる係争は和解したそうである。 |
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内田百閒 内田百閒を少し読む。百閒(ひゃっけん)先生は天才だ。 普段感じていることなのに、それをうまく言葉にすることができないことがある。 言葉にできないから、会話の話題にすることもできないし、 よく考えることもできない。結局奥に引っ込めてしまって、やがて忘れてしまう。 そんな言葉にできぬ微妙な感情を百閒は見事に表現してみせる。笑わせてくれる。 でもその底には悲哀がある。 |
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"怖いはなし" 本屋で"紳士と淑女"を立ち読みする。 例のヤフーBBの顧客情報漏洩事件のはなしである。 世間では、漏洩したのは住所氏名、電話番号などであって クレジットカード番号のような信用情報は含まれていないから、 あまり価値のある情報とは見ていない。 ところが違うのだという。450万件の個人情報は黄金なのだそうだ。 これを基本台帳にして後から詳細な個人情報を追加することで いくらでも価値を高めることができるというようなことを書いている。 そこまでは考えてもみなかった。デジタル化された情報の危うさは承知している。 複数の名簿から特定の人物に関する個人情報を抜き出し繋げる(リンクする)とその人 のプロフィールが現れる。デジタルだと簡単に出来る。とみていたが、 なるほど土台となる基本台帳がいる。 "紳士と淑女"は「諸君!」(文藝春秋社)の巻頭コラムで5月号に載っている。 実はこのようなことを書くことにうしろめたさがある。"ホーラーもの"だからである。注意を促しているようで、実は何の助けにもならない。 食品の環境被害の話に似ている。 |
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お花見 桜を見に行く お花見である しだれ櫻の幼木を見かける ![]() |
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もじらさん、なんで「圧縮」なの Netscape、Mozillaのメーラーには1つ分らない設定項目がある。 いや字句が分らない。メールの設定でディスク領域の項目に"フォルダを圧縮"というのがある。 圧縮は何らかの符号化をしてサイズを小さくすることだが、違う意味なのだ。 メールを削除してもファイルとしては残っている。 "圧縮する"とは削除したメールを本当に削除することを意味するらしい。 困ったことで、ウィルスメールを削除してもファイルとしては残っている。 これでウィルスが活動するということはおそらくないだろう、気持ちの問題である。 ウィルス対策ソフトによっては、これを検出するものがある。 これではビックリする。気味悪ければ、そのフォルダをマウスで選択して右ボタンを押し"フォルダを圧縮"を選択すれば削除できる。 |
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