西村誠一ブランドソフトウェアシリーズ

パソコンに喋ってもらうために・・・ 
読み上げTool Ver 0.5


「読み上げTool」は以下の諸症状に有効です

・アニメやSF映画の様に、「とりあえず、パソコンを喋らせたい」と思っている

・一部のメーカー製パソコンには音声機能が付いているらしいが、
自分のパソコンでも喋らせたい

・メーカー製パソコンの音声ソフトの機能/操作性に不満がある

・CMの「メール読みマウス」(だったっけ?)が羨ましい

(※)基本的には、クリップボードに「コピー」した瞬間に喋りますので、
殆ど全てのソフト(ブラウザ/ワープロ/メールなど)で利用できます


特定のメールソフトを利用した場合に、特殊な機能が付加されますが、この機能については
現時点では、Outlook Express
5.01/5.0及びBecky! 1.2x/2.xで使用できます
将来的には様々なメールソフトで使える様になる設計にしてありますが
疲れるので対応メールソフトを増やすかどうかは未定です


Ver0.3→Ver0.5の変更点

・学習機能(ユーザー辞書機能)を追加しました(今回のバージョンアップのおすすめ機能です)
・文脈自動解析による、「読み飛ばし」/「読み上げ」の切り替え機能をリファインしました
・「指定した文字列を含む行を読み飛ばす」機能を追加しました
・最後に改行が無いと、読まないバグを修正しました
・改行が続いた場合に読まないバグを修正しました


読み上げToolのインストール方法
(ちょっと難しそうに見えますが、やってみれば簡単です・・・少し、時間はかかりますけど・・・)

「読み上げTool」は、マイクロソフトからフリーソフトとしてリリースされた
「Text-to-Speech Engine」を利用していますので、
まず、これをインターネットからダウンロードして、インストールする必要があります

1.
http://msdn.microsoft.com/workshop/imedia/agent/agentdl.asp#tts
をブラウザで表示します

2.下記に示す様に、「Japanese」を選択してから、
「Download selected engine」をクリックして、ダウンロードします

(※)lhttsjpj.exeというファイルがダウンロードされますので、これをダブルクリックして
インストールしてください(ファイルのコピー画面が終了したら、インストール終了です)

3.同様に、下記の「Download the Microsoft SAPI 4.0a runtime binaries」をクリックして、
ダウンロードします

(※)spchapi.exeというファイルがダウンロードされますので、これをダブルクリックして
インストールしてください(ファイルのコピー画面が終了したら、インストール終了です)

4.読み上げToolをインストールして、起動します(下記参照)

 


読み上げToolの簡単な使い方

1.「スタート」ボタンから「プログラム/Seiichi Nishimura SpkTool/読み上げTool」を選択して
読み上げToolを起動します

(※)「読み上げTool」を起動した際に、「音声出力システムを起動しました」という声が
聞こえれば、正常に作動しています


2.Internet Explorerやワープロ/メールなど、好きなソフトを起動して
適当な文章をコピーすると、コピーした瞬間にパソコンが喋ります

(※)メールマガジンなどでは、下記の様に記号で装飾した文章が多く、
これを「そのまま読ませる」と、
「いこーる、いこーる、いこーる、いこーる・・・」
などと、非常に「聞き苦しい」状況になりがちですが、
「読み上げTool」では、記号を省略して読みますので、
ある程度聞きやすい形で発音されます

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広告の文章です
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3.(最低限の)基本的な使い方については、以上です(簡単ですよね?)


(※1)尚、読み上げを途中で止めたい場合には、「読み上げ中断」ボタンを押してください

(※2)状況によっては、「クリップボードにコピーするたびに、読み上げられるのは困る」場合も
ありますが、そういう場合は、「OFF」に切り替えれば発音しなくなります

(※3)バージョン情報ダイヤログについては、とりあえず見ておいてください


今日届いたメールを、パソコンに読んでもらう

(※)この機能については、下記の対応メールソフトでのみ使えます

1.「メールソフト」の種類を選択してください

・Outlook Express 5.01
・Outlook Express 5.0
・Becky!1.2x
・Becky!2.x

(※)これ以外のメールソフトを希望する方は、メールにて連絡願います
(今後の参考にさせて頂きます)

2.メールソフトを起動しておきます

(※)↓この際に、Outlook Expressの場合は、下記の様に「画面が4分割」されている状態にしておいてください
(連絡先を非表示にしてあると動かない場合があります)

3.「本日のメール」ボタンを押すと、自動的に「今日届いたメール一覧の取得処理」が起動しますので、
少しの間、キーボード/マウスから手を離してお待ちください(数十秒くらい)

4.パソコンが、メールの一覧を読み上げます


「指定した文字列を含む行」の読み飛ばし機能

1.「以下の行は無視」のチェックを付けておくと、
http://
など、「指定した文字列を含む行」を読み飛ばす事ができます
の様なURLを含む行を読み飛ばします

(※)URLの部分など、聞いていて、聞き苦しかったので急遽追加しました・・・


学習機能(ユーザー辞書機能)

1.「辞書を利用」のチェックが付いていると、
学習機能(ユーザー辞書機能)で設定した「読み方」を利用します


アンインストール方法について

コントロールパネル/アプリケーションの追加と削除から
「Seiichi Nishimura 読み上げTool」
をアンインストールしてください


「勝手に謝辞」&「音声関連の技術とワタクシ・・・」

(※)勝手に謝辞→「窓の杜」

音声合成/音声認識技術については、IBMやNECなど、
メーカー製ソフトが数年前から先行して発表していました・・・

・・・もちろん手頃な価格で高性能なソフトだと思いますので、
それを使っている人はそれでいいと思うのですが、
「1万数千円のソフトでは大量に/一般に普及させるのは、なかなか難しい」
と思っていました・・・し、現時点まで、実際にそうだったと思います

また、数年前から、「各社の音声エンジンを共通で使う為のAPI=MS Speech API(SAPI)」
という技術が公開されており、SAPI用のSDK(開発キット)も公開されていたのですが、
上述の様に、「どこかのメーカーの音声エンジンを購入しないと使えない」為、
SDKの検討をしつつも、実際に対応ソフトを作る気にはなれませんでした・・・
(実は、「英語版だけなら」、以前からMS版がフリーソフトで公開されていましたが、
音声関連では日本語版がなければ意味がありませんでした・・・)

・・・そんな折、2000/7/7(金)の窓の杜の記事で、
日本語に対応した「音声出力エンジン公開」とのニュースが発表されていましたので、
嬉しさのあまり、1日で対応ソフト(読み上げTool)を作って、
2000/7/8(土)に公開を開始した次第です

いや、ホント、今回は窓の杜さんに感謝です
(マイクロソフトさんにも感謝なんですが、あんまりマイクロソフトに好意的なコメント書くと
アンチMS派な人から色眼鏡で見られそうなので・・・・あ、私自身の立場は「中立」で、是々非々です・・・)

とりあえず、まだ「音声出力エンジン」だけで、「音声認識エンジン」はまだみたいですが、
このペース&流れだと近々期待できそうな雰囲気も・・・
(音声認識エンジンが一般向けにフリー配布されたら、やりたいアイデアが山ほど・・・でも、時間ないかな?)

ぶっちゃけた話としまして、本当はIBMさんやNECさんなども、低機能版でいいから
フリー配布とかすればいいのに・・・と、思ってます
今回のマイクロソフトのエンジンも「品質がイマイチ」であることから分かる様に、
「フリー版」と「販売版」とで、「音質(品質)」に差を付ければ、フリー版配布で
需要を喚起する意味は大きいと思いますし、今回の経緯を含めてMSのフリー版が普及しちゃうと
IBM版とかNEC版とかって、Netscapeのブラウザじゃないですけど、実質的にすたれちゃいそうな
気もしますので、勿体無いと思うんですけどね・・・


注意事項

1.読み上げToolはWindows98/95(/NT?/2000?)用です
(NT、2000で動いた方/動かなかった方は、メールで教えてください
・・・今回の「読み上げTool」は、たぶん動きます・・・確認するのが面倒くさくって・・・)

2.質問については、ホームページで説明している通りに
オンライン無料サポートをご利用ください
(メールでの質問は受け付けていません)

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