第二巻『世界果つるところ』
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二人の幼女が神殿に向かい走っていき、 白い鳥の大群が彼女たちをかすめて飛んでいく。 それはイースの二人の女神、 フィーナとレアの幼い頃の姿だった。 夢から目覚めた二人は雪に埋もれかけた 神殿跡にいることに気付いた。 |
雷の鳴り響く嵐の夜、リリアは危険をおかして牢を破り、アドルを助ける。 自分を助けてくれたから助けたのだ、と説明するリリアに心動かされるアドル。 禁断の地ノルティア氷壁の入り口まできた所で、疲労のあまりリリアが倒れた。 休もうというアドルにリリアは、 この先に魔物でない神の祀られる神殿があるのでそこで休もう、と提案する。 希望を取り戻したアドルがリリアを元気づけ、二人が先へ進もうとしたその時、 クロスボウを携えたジラが現れた。 |
そこへサダたちが現れ、アドルをかばう。 ジラは魔物に父母を生け贄にとられ、絶望していた。 そんな彼を、アドルはサダたちの協力の元、なんとか説得することができた。 ノルティア氷壁の先にある『世界の果て』を目指す途中、 神殿跡を見つけた彼らは、そこでフィーナとレアに出会う。 再会を喜ぶフィーナはとアドル。 見つめあう二人の姿に、リリアの心中は穏やかでない。 しかしアドルはそんなこともつゆ知らず、危ない旅になるからと、フィーナ達とリリアをおいて旅立つ。 |
しかし、それは魔物の思うつぼだった。魔導師ダレスが現れたのだ。 フィーナはアドルへ渡すようにと金のペンダントをリリアに託す。 レアが光弾をダレスに放ち、リリアの逃げ道をつくる。 結局、フィーナ達はダレスに捕われてしまった。 |
逃げるリリアに追っ手がせまる。 間一髪の時、謎の魔物が現れ、リリアを救った。 魔物はリリアを知っているようだった。 一方、アドル達は世界の果ての秘密を守るティアルマスに襲われていた。 アドルを信じ切れず、はじめは見捨てようとしたサダだったが、考え直してその場に残る。 ティアルマスにやられそうになったそのとき、厚い雲の合間から下界・・エステリアの大地が見えた。 サダたちの信頼を得たアドルは、炎の魔法を放ちティアルマスを撃退する。 |
二人の女神は魔王ダームに囚われ、水晶の像と化した。 一方、アドル達が地上を見下ろしていると、リリアが足を引きずりながら現れ、 フィーナとレアが敵の手に落ちたことを知らせる。 アドルはいても立ってもいられなくなり、彼女たちを助けるため出発する。 リリアはその姿を見て戸惑い、フィーナのペンダントを後ろ手に隠してしまう。 サダは、アドルに『ラミアの村』に住む彼の許嫁・マリアを訪ねろ、 と助言し、自らはゴート達とランスの村へと戻っていった。 |
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このページの写真はアニメからキャプチャーしたもので、引用物と見なしています。