第一巻『失楽園』
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太古の昔、イースという王国が地上にあり、 イースはクレリアという魔法金属によって栄えたが、 それに対抗すべく六人の神官は力を合わせて それから数百年、再び地上に魔物が現れた。 人々を救うべく予言された勇者の名は、アドル・クリスティンという。 |
長い旅の末にダルク=ファクトとの死闘に勝利したアドル・クリスティンは、 女神の一人、フィーナは愛おしげに彼の顔を引き寄せる。 その時、皮肉にも二人と彼の行く先は分かれ、アドルはムーンドリアの廃墟へと落下した。 そこは、村人たちが襲いかかる魔物と戦う真っ最中だった。 運良くランスの村の少女、リリアに助けられたアドル。 |
アドルは彼女の家で医師・フレアによって手当てされる。 魔物がイースにいる理由を尋ねるアドルに対し、フレアはイースには魔物などいないと断言する。 アドルの持っていたイースの本を読んだフレアは、似た文字をラスティーニの廃坑で見たという。 そしてリリアは、廃坑の奥深くに六人の神を祀った聖域、ト−ルがあるという伝説を語る。 その日の夕方、アドルはリリアとともに、村を見下ろす高台にいた。 草笛で「FEENA」(イース1のテーマ曲)を奏でるアドル。 アドルに、リリアはその曲が恋人から教えられたものか、と問う。 しかし、アドルは話をそらし、リリアに聖域トールのことを訪ねる。 |
その夜、サダたちは魔物への生け贄の回数を減らす交渉するようにと、村の長老に進言していた。 しかし、魔物が大地を生み出し、天候をも支配すると信じる長老は、言うことを聞かない。 次の日、廃坑の奥深くにたどり着いたアドルがイースの文字が刻まれた石 盤を読むと、 背負っていたイースの本が光りだした。 一方、ランスの村では魔物の使者が現れ、生け贄を村人たちから選出する儀式が始まった。 アドルを追いかけていたリリアはその騒ぎに巻き込まれ、足止めされる。 そして、リリアは生け贄に選ばれた少女をみかねて身代わりになり、生け贄となるのだった。 |
一方、アドルは無事聖域トールに辿り着き、 良心を取り戻したダルク・ファクトから魔法の力を付与するマントを授かる。 アドルは、ファクトによってリリアがさらわれたことを教えられ、村へ戻る。 アドルはリリアの救出を村人に誓い、リリアのさらわれた廃坑へと出発する。 |
村で情報を得たアドルは、リリアのいるラスティーニの廃鉱へと向かった。 一方、魔物のボスであるベラガンダーは、リリアを見て何かに気付く。 その時、アドルが現れ、ベラガンダーを切り倒す。 絶望したリリアは村に帰ろうとしない。 必死に説得するアドルを見て、深く心を動かされるリリア。 ところがその時、ベラガンダーは真の姿を現し、アドルに襲いかかる。 |
死闘の末、アドルは炎の魔法でベラガンダーを倒した。 リリアに近付き、何事かを口走るベラガンダー。 そこへアドルがやってきて、炎の魔法はどんな魔物でも焼き殺すことができるのだと言う。 「どんな、魔物でも・・」無意識的に一人呟くリリア。 |
リリアを連れて村に帰ったアドルを迎えたのは、猛り狂った村人たちだった。 村人たちは『ノルティア氷壁』が世界の果てであると信じていた。 村長は、だからモンスターに生け贄を捧げ続けるしかない、と ベラガンダーを殺したアドルを責め立てる。 世界に果てなど無いと必死に訴えるものの、 サダやリリアの弁護もむなしく、結局アドルは牢へと連れていかれるのだった・・・ |
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このページの写真はアニメからキャプチャーしたもので、引用物と見なしています。