孫子の兵法と中園直樹「星空マウス」
(YouTube動画で学ぶ社会学)



「星空マウス」著者中園直樹氏公演(いじめに悩む若者向け)の動画を見ていたら、
孫子と通ずるところがあるんじゃないか?!なんて考えたのでまとめてみました。
以下、太字は孫子(和訳)からの引用、その他は動画からの引用です。()はkの補足です。
小学校高学年以上の方は身を守るために是非、孫子と「星空マウス」から学びましょう!!


~亡国は復た存ずべからず、死者は復た生くべからず~
・命を守る事を最優先にする
-名誉や世間体は捨て、長いものに巻かれるが芯まで染まらず、を目指し、生き抜くことが大事

~死地にあっては即ち戦え~
・いじめは犯罪の詰め合わせ
-あらゆる犯罪被害と同様に、生死を賭けて戦わねばならない

~凡そ用兵の法は、国を全うするを上と為し、国を破るはこれに次ぐ~
・いじめや犯罪が長期化すると、勝っても被害者は精神的に深い傷を負う。
-長期化しそうなら、勝とうとせず逃げることも大事

~彼れを知りて己を知れば、百戦してあやうからず~
・犯罪被害者として加害者が選ぶのは自分より弱いか善良な人間
-善良でしかも自分に自信のない人間は自分に落ち度があるから被害にあうと思い込ませやすい
-身体や精神が弱っている人間や発達が未熟な子どもは暴力で簡単に支配できる

・加害者は全能感の依存症
-相手の苦痛がどれだけ辛いか想像できるので、それだけの苦痛を与える自分には力があると感じる
(いじめている間だけ、自信のなさ、無力感から一瞬解放されるのでやめられない)
-命の大切さを知りつくしているので、被害者自らに大切な命を捨てさせるなど、
被害者を自分の思うままにコントロールすることで無力感から解放される
-無力感からの解放は加害者に快感をもたらすが、麻薬同様、一時的なものにすぎない
-一時的な快感を繰り返し得るために、加害者はストーカー化
(やりすぎて被害者が自殺または暴行の結果死亡したら、標的を変えるかも)
-加害者が依存症から立ち直らない限り、いじめは永遠に続く

・加害者は被害者自身に問題があると被害者自身に思い込ませ、無力感を味合わせ全能感を得る

・加害者は被害者を孤立させる
-加害者は被害者に、無理矢理犯罪を犯させるか、もしくは被害者の悪意ある噂を流す
-相手を辱める事で、被害者が傷つけられても仕方のない人間だと周りに思い込ませる。
-被害者を孤立させると共に、周りにもいじめに加担させる。
-周りをもコントロールすることで加害者は全能感を増す。

~兵は詭道なり~
・ありのままを見せない、つまり敵に強みや弱みを知られない

・敵にはやられたらやりかえせる豪胆な人間にみせる

・目立たないよう周囲に合わせる
-不良が多ければ不良を装う。意地悪なら意地悪を装う。
-ただし、芯の部分は染まらないように強い意思を持つ

~勝つべからざる者は守りなり~
・公権力、周囲、実力者、親、誰でもよいから加害者より力のある味方を探す
-いざという時には虎の威を借る
(味方を作るには、笑顔を絶やさず、他人には親切にし、感謝の言葉を常に忘れない。)

・どんな目にあわされても、暴力での仕返しはしない。
-また、強要されても犯罪行為には走らない。
-自分は高潔でいて、周囲には加害者の仕打ちをそれとなく知らせ自らの孤立化を防ぐ

~凡そ軍は高きを好み、下き(ひくき)を憎む~
・いじめが公権力や集団の力を頼みにしており、被害者を救う事が難しい場合
-つまり壁が高い場合には、表立って被害者を助けない。
-表立って助けようとすると自分が被害者になりかねない
-裏で支援したり、被害者が逃げられる手段を与えるよう秘密裏に取り計らう。

(人間は、相手が危害を加えてもよい人間であると思うか、
 自分の属する集団のリーダー格の人物から相手に危害を加えよと圧力をかけられると、
 普段どんなに優しい人であってもどんな非道なことでもやる
 例としてユダヤ人虐殺、戦争や内乱中の敵側に属する非戦闘員女性へのレイプ、輪姦、
 ホームレスへのリンチ、前科者の家族(犯罪には未関与)への誹謗中傷やストーカー行為がある)

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