・・・が。
ガラハドを殺害したことを彼は知っていたらしく、アセトくんたちみたいな悪人には誰も手助けしてくれない、と言われてしまった。
ショックを受けて落ち込む二人。
詩人のくせになんでそんなことを知っているかわからないが、過去の悪行が今になってたたってきたのだ。
この詩人は大辞典によるとエロール教創始者で、ハオラーンらしい。
・・・ということはエロールの代理人かっ!?
ニーサはさすがお母さんらしくそんなことは気にせず優しく見守ってくれていたが・・エロールはやっぱり父らしく威厳を見せたいといういうことか。
しかし、そんな二人にもチャンスはあたえられていた。
冥府にいるという三邪神の一人デスならなんとかしてくれるかもしれない、と詩人はアドバイスしてくれたのだった。
さて、二人はあちこち探しまわった挙げ句、冥府に辿り着いた。
三途の川にはアセトくんの両親らしき霊も漂っている。
思わず父上母上と呼びかけたアセトくんだったが、返事はない。
彼らには生者は見えていないようだ。
三途の川を超えると、そこはドラゴンの巣になっていた。
ドラゴンと接触しないように気をつけつつ、先を進む。
セーブとリセット、そして臨時の助っ人(たまたま酒場にいた)グレイの力を借りつつ(というか盾にしつつ)を繰り返しつつ先へと進む。
冥府の最深部には三邪神の一人デスが待ち受けていた。
デスはサイヴァの骨からできたという伝説通り、骨とわずかな頭髪を持った死神の姿をしており、エロールと取引をしたという伝説通り死者の王として君臨していた。
今ではサルーインのように神々に戦いを挑むつもりはないらしい。
アセトくんは自分の生命力の一部をデスに捧げ、ガラハドを蘇らせてもらった。
そのことで二人の罪はあがなわれたのだった。
(父上母上を蘇らせてくれ、と頼みもしないアセトくん)
デスはさらに、凍った城の中に強力な武器が隠されていることを教えてくれた。
冥府を後にした二人は、まずバイゼルハイムを訪れた。
フラーマから火の魔法を全て授けてもらったアセトくんは、続いてオイゲンシュタットへ。
幻の術法を殆ど買い占めた二人は、デスの情報に従って凍った城に向かった。
凍った城の中に入ると、赤いローブの魔法使いが現れて一緒に財宝を探さないかと持ちかけてきた。
どこかで見た覚えがあるぞ、と思っていると、メルビルを襲った魔法使いも赤いローブを着ていたことを思い出した。
怪しいので、二人は彼をそこに残したまま、独自に財宝を探すことにした。
オブシダンソードの守護者フルフルを倒してオブシダンソードを手に入れる二人。
フルフルの使う風の術法「ふぶき(吹雪)」は強力で、このときは全く歯が立たなかったので、火の術法「やきつくす(焼き尽くす)」で一撃で倒すことにした。
フルフルを倒し、帰ろうとすると、突然赤いローブの魔法使いが現れ、オブシダンソードを渡せと言い出した。
断ると、戦いを挑んできたので、手に入れたばかりのオブシダンソードで攻撃し、撃退。
この敵はヘイトというらしい。
ちなみに、大辞典のコミックではストライフが現れたのだが、知る人は少ない。(笑)
というわけで、無事オブシダンソードを手に入れた二人は、城を後にした・・