実は、ブルエーレには騎士団領からきた騎士がいて、テオドールがフラーマに宣戦布告したことを告げたため、急遽騎士団領へとやってきたのである。
テオドールは留守だったが、ミルザブールの城内には入れない。とりあえずオイゲンシュタットへ向かう二人。
コンスタンツらの話を聞くと、どうやらテオドールはコンスタンツが結婚した直後からおかしくなったらしい。
コンスタンツから城の裏口の鍵を受けとり、城に潜入。
この手の抜け道は、アセトくんが昔ローバーンから脱出したことがあるのでたいして難儀することもない。
ミルザブール城の二階を捜索すると、書斎のような場所に地図が隠されていた。
地図には洞窟の場所がハッキリと記されていた。
善は急げと階下に下りると、そこにはモンスターが待ち構えていた。
「待て、きさまら!そのマップを見たからには、生かしておけねえ!」
まるで時代劇みたいな言い回しだなと思いつつも急遽ミノタウルスと戦闘。
回復を怠っていたため苦戦しつつも数ターンかけて撃退。
というわけで地図に記されていた洞窟へと足を踏み入れたアセトくんとアイシャ。
テオドールは生きているのだろうか…わずかな期待を支えに、難解な洞窟を進む。
ちなみに洞窟内部には偽物の宝箱があり、ワナにかかって余計な戦闘をしてしまうことも。
しかし、テオドール救出のために宝を無視することにした二人はワナにかかることなく、順調に足を進めた。
そして最深部。テオドールは生きていた。早速監禁しているモンスターと戦闘だ。
しかし、美人の娘を監禁してたのは灰色で弱っちいトカゲだったのに、父親はレッドドラゴン・・・普通、美女がドラゴンに捕われてるもんだけど…判断基準は権力の程度らしい。
それはともかく、ドラゴンの攻撃はほとんど『火神防御輪』で防げるので、特に苦戦せずドラゴンを倒すことができた。
というわけで彼に状況を説明すると、テオドールは、以前はサルーインの手下に操られていたが、コンスタンツ救出で正気に返ってしまったために洞窟の奥に監禁させられてしまったらしい。
前回はフラーマに洞窟の場所をリークされてしまったので、今回は火のルビーを奪うのみならず、アセトくんたちに情報が渡らないためにも、バイゼルハイムを包囲したに違いない。
・・・ところで。
なんとテオドールは装備をはがれたまんまだった!!
ドラゴン倒すまでに体力を使ったので、まさに絶体絶命である。
本当に、どうして彼からアイアンソードを貰ってしまったのか。反省至極である。
それはともかく、今回も裏で赤いローブの魔法使いが糸を引いているんだろうか。
たぶんそうだろう。
・・まあ、それはともかく、早速フラーマを助けにバイゼルハイムへ向かう三人。
バイゼルハイムを襲っていたテオドールは、イフリートというモンスターだった。
ザコとはいえ、こいつは「火の鳥」という魔法を使ってくる超難敵である。
「火の鳥」は、魔法で炎を鳥に代えて敵全体を攻撃する強力な術法である。
しかし、「火炎防御輪」か、「アクアマリン」を装備すれば防げる。
というわけで何とかクリア。
その後、テオドールとフラーマに呼ばれて、アセトくん達はミルザブールの城にやってきた。
しばらく話をした後、テオドールはアセトくんに向かい、
「この城の跡継ぎになってくれないか?」
と言った。
アセトくんは仰天したものの、腐りきった騎士団領の未来を憂えるテオドールの心痛を察したのか、心の選択肢から選択肢を承諾する方を選んだ。
それはいいけど、イスマスはどーするんだアセトくん!?
実は、父まで助けてすっかりコンスタンツのハートを盗んでしまったアセトくん。
(しかし女性キャラが主人公でも同様だったりしますが。(笑))
もし、このまま城の跡継ぎになったら修羅場だぞぉ・・