皇帝の命も無事助かったことだし、クローディアと別れた二人は船でオービルへ向かった。
オービルに行って見ると、いつも海を眺めている老人が、突如二人に向かって昔訪れた魔の島へ連れて行ってくれと嘆願してきた。
というわけで、老人を連れ、アセトくんとアイシャはとある不思議な島を訪れた。
老人を船に残し、素早く動くモンスターたちを避けつつ島の中心にそびえる塔に入った二人だったが、つるつる滑る床のせいでゾンビの群れにたたき込まれてのっけから苦難。
ちなみに、ここには一回しかこれないので、消耗戦を覚悟で進むしかなかったりします。
今回は幸い回復アイテムを沢山用意してあったので、気にせず進むことができましたが。
しかし、ろうそくで照らされた階があったり、やたら足の速いゾンビがいたり、前にきた途端に椅子からとびだすモンスターはお化け屋敷みたいだし、スリル満点で遊園地みたいだ。
最上階には眠りこけた男達と、黄色い衣に身を包んだどこか愛嬌のある老人が一人。
実は、この老人はウェイ=クビンという魔導師なんだけど、アセトくんたちは知らない。
「なんだ、お前たちは?・・どうやって、ここまで来た?」
老人はさもめんどくさそうにアセトくんとアイシャをにらみつけた。
もちろん、その醜い顔とぞっとするような冷たい視線に対抗すべく、アセトくんはできるだけ居丈高に答えた。
「50年前、貴様が捕まえた船を、覚えているか?・・そのただ一人の生き残りが、僕たちをここまで連れてきてくれたんだ!」
それを聞いたウェイ=クビンは、彼の仲間はまだ生きている、と言い、眠っている男たちを指差した。
彼は不老不死の術を研究しており、船員に術を施したのだと言うのだ。
そして、それ以来、男たちは年もとらず死にもせず、ただ眠ったままなのだ、とも。
その後、選択肢が登場するが、どれを選んでも結局ウェイ=クビンは逃走します。
(WSC版では、ある条件を満たすとここで魔のエメラルドを手に入れることができる)
というわけで、不思議な島を離れ、三人はオービルに戻ってきた。
そして老人は
「これでもう、思い残すこともない・・」
と答え、また彼はオービルの船着き場にたたずむ毎日を送るのだった。
数日後、アセトくんとアイシャが再びオービルを訪れたその時には、老人は既に港から姿を消していた。 死んでしまったのか、それともどこかへ姿を消したのか、定かではない。
閑話休題
さて、オービルから船で南エスタミルについた二人だったが、久々に酒場のマスターに会うと、どうやら新しい依頼が発生したらしい。
というわけで今回の依頼主、盗賊ギルドの所にやってくると、大昔に暗躍したアサシンギルドなる組織が復活したので、そこを探ってくれということだ。
依頼を受けたら、彼らの宝を全てくれると言ってくれた。盗賊の割に太っ腹なことだ。
ちなみに、ここの宝は隠し通路を通って行けば取れます。
一日足を棒にして歩き回った物の、何の手がかりもないので宿へ帰る二人。
真夜中になろうという頃だった。突然、黒髪の男が襲ってきたのだった。
もちろん冒険者として修行を積んだアセトくん達はすぐに気配を察知、戦闘に突入。
暗殺者の名前はダウドというらしい。・・どっかで聞いたような名前だなぁ。(笑)
などと考えて油断してたら「円月斬」なる技をくらってしまった。
「円月斬」は横一列に並ぶ敵に大ダメージを与える技である。
HPの低いアセトくんは瀕死状態になってしまったが、アイシャが「せきかけん(石化剣)」を使ってあっさり勝利。
このゲームでは、石になることは気絶もしくはHPを0にするのと同じ効果がある。
つまり、どんなに強い敵でもあっという間に倒すことが可能なのだ。
戦闘終了後、息も絶え絶えのダウドから聞いた情報を元に、アサシンギルドへ。
アサシンギルドは紅いカーペットが一面に敷かれた豪勢な要塞だった。
しかし人影はなく、モンスターがうじゃうじゃいるだけだ。
戦いを重ねるうち、アイシャがガーラルスピアの最強技「一文字突き」を習得。
ところがこの技には恐ろしいバグがあった。(けっこう有名なので知ってる人は多いかも)
「一文字突き」は、ある確率で敵を一撃で倒せるのだが、倒せない場合でも敵が消えることがある。
(例えばイベント「最後の試練」に登場するゴールドドラゴンなど。)
消えても敵は攻撃してくるので、敵によっては永遠に倒せなくなったり。
それはさておき、ギルドの最深部に到着すると、赤いローブの魔法使いが玉座に座っていた。
しかし、赤いローブの魔法使いと直接対決することはできなかった。
代わりに、配下の『フローズンボディ』という巨漢のモンスターが襲ってきたのだ。
HPも多く、図体もでかいので処理に困る敵だが、アイシャが愛らしく回転し『せきかけん』で攻撃。
フローズンボディは石になってあっという間に勝利。
すると、赤いローブの魔法使いはジュエルビーストという魔物を復活させたと言うなり、姿を消した。