フラーマの待つバイゼルハイムの塔に上るアセトくんとアイシャ。
その途中、無防備にもぽつねんとおかれた宝箱を発見。
二人は目の色を変えて空箱に突進するものの、どんなに力を入れても宝箱は開かない。
カギがかかっているのだろうと判断し、二人はあきらめることにした。
長い階段を上り終え、やっとこ最上階についた二人を迎えたのは、青いローブを着た女の人だった。
彼女はフラーマと名乗り、自分に何か用でもあるのかと聞いてきた。
(オフィシャルイラストでは真っ白な肌にピンクのローブを着ています)
早速コンスタンツの居場所について聞いてみると、
「私が魔法で調べた所では、コンスタンツが連れ去られた場所はここからさらに南の洞窟です。」
と彼女はこともなげに答える。
不思議に思ったアセトくんは、
「では、なぜすぐに助けににいかないんですか?」
と率直に訪ねると、フラーマは、アセトくんたちを待っていたのだと答えた。
そして、サルーインの復活は間近にせまっている、と言うと、アセトくんに向い、
「あなたはサルーインの復活を阻止せねばなりません。そのために力をつけ、人々の信頼を勝ち取らなければ・・」
と言った。(・・このセリフは主人公を誰に選んでも同じ。)
どの選択肢を選んでもいいのだけど、『そうか それがじぶんのうんめいだったのか!』を選択。
すると、フラーマは宝を好きに使ってかまわないと言ってくれた。
(しかし、火のデステニィストーンはあくまでもくれないつもりらしい・・)
これで塔の中の宝は取り放題!
特に、パラメーターアップができる『知力の本』は滅多に手に入らないのでお得。
こうしてフラーマから情報と宝を手に入れた二人は、コンスタンツの捕われた洞窟に向った。
洞窟の中は、モンスターでいっぱいだった。(“詰まっている”と言った方がいいかも)
ガイコツとかトカゲとかがわらわら出てくるので、なんとかかわしつつ階下へ進む。
そして何時間か(プレイヤーにとっては数分)経って、ようやくコンスタンツが監禁された場所にたどり着いた。
そして、彼女の捕われた部屋を守るトカゲと遭遇。
アイシャが中列から槍で攻撃し、攻撃されたらアセトくんが聖杯で回復しながら戦う。
数ターンであっさりトカゲを倒し、コンスタンツを救出。
それから後、ミルザブールの謁見の間。
騎士達やアセトくんやラファエルたちが見守る中、テオドールが重々しく口を開いた。
「私は、名誉なきところに騎士の生きる場所はない、とおもっていた・・・だが、違うのだ。死して 英雄になることより、生きつづけて人生の重荷に耐えることの方が、騎士としての名誉に叶うのだ・・・・」
そして、テオドールは一息おいた。
「さて、わが娘と騎士ラファエルがその人生の重荷を二人でわかちあいたいと言ってきた。」
しばらく沈黙が流れ、テオドールはゆっくりと続きを口にした。
「わたしは、それを許そうと思う」
沈うつな面持ちで聞いていた恋人たちの顔がぱっと明るくなった。
その時、それまで黙って聞いていたハインリヒが、
「アセトアルデヒドどのとアイシャどのに名誉騎士の称号を贈りたいと思う。」
と高らかに宣言した。
聞いていた騎士達は、満場一致でそれを承認。
しかし、アセトくんは姉を見殺しにしたりとあまり行いが良くないので、選択肢のうち『そんな こまります』を選択。
が、周囲の期待をむげに断る訳にもいかず、結局は受けることになった。
どうやら、名誉騎士の称号を授けるのは、ローザリア国王カール一世以来80年ぶりらしい。
憧れのナイトハルト殿下ですら受けた事のない名誉である。
その日のアセトくんは一日中夢見心地で、もはやお目付役と化したアイシャは落ち着かせるのに一生懸命だったと言う・・・(ほんとかよ)