| レナ | 
      
	「どうかしたんですか セリーヌさん? なんだか カオ色が わるいみたい ですけど」  | 
    
| セリーヌ | 「あら そう!? そんなに ヒドイですの?」  | 
    
| レナ | 
	「ええ かなり… … もう 青色 なんて とおりこして 土気色に なりかけて ますよ」 「セリーヌさんが そこまで おびえるなんて いったい ここで 何が あったんですか?」  | 
    
| セリーヌ | 
	「た… … 大したことでは ありませんわ 気に なさらないで 下さいな」  | 
    
| レナ | 
      
	「セリーヌさんが そう おっしゃるなら これ以上は 聞きませんけど… …」  | 
    
| セリーヌ | 
      
	「そうなさって 下さると ありがたいですわ 大丈夫ですわよ 本当に つまらないこと でしたから」  | 
    
| レナ | 
      
	「そんなふうに 言われると よけいに 気に なりますよ セリーヌさん 水くさいじゃ ないですか 私たちは 仲間でしょう? どんなに 小さなことでも 私に そうだんして 下さい もしかしたら 私でも セリーヌさんの 力に なれるかも しれませんし」  | 
    
| セリーヌ | 
      「笑わないで 聞いて 下さいます?」 | 
    
| レナ | 
      「ええ もちろんです」 | 
| セリーヌ | 
      
	「じ… … 実は つい先ほどの 話 なんですけど わたくしの 上に イモムシが おちてきたんですの」  | 
    
| レナ | 
      「イ… … イモムシ… … ですか!?」 | 
| セリーヌ | 
      
	「ええ  それも… … とっても 大きな ああ もう 思い出しただけで さむけが しますわ」  | 
    
| レナ | 
      
	「セリーヌさんって 虫が にがて なんですか?」 | 
    
| セリーヌ | 
      
	「昔は それほどでも なかったの ですけど さいきんに なって どうしても ダメに なってしまったんですの もう 見るだけで トリハダが たちますわ」  | 
    
| セリーヌ | 
      
	「ところで レナは 虫とかは 平気なんですの?」 | 
    
| レナ | 
      「ええ 私は とくに… …」 | 
| セリーヌ | 
      「そうですの うらやましいですわ」 |