| ボーマン | 
      「ん!? あそこにいるのは オペラじゃねぇか 何やってんだアイツ こんなトコロで… …」  | 
    
| オペラ | 
      「それじゃあ コレとコレ
と コレとコレ… … あと 後ろにあるヤツを ちょうだい ああ 全部2本ずつおねがいね」  | 
    
| 店主 | 
      「はいはい ちょっと待って下さいね」(オペラの上に音符マークが出
る) 「はい お待たせ! まいどあり」  | 
    
| オペラ | 
      「どうもありがとう」(オペラ、ボーマンに気づく) 「あら!? ボーマンじゃないの」  | 
    
| ボーマン | 
       「よぉ オペラ いったい 何をかったんだよ ずいぶんと ゴキゲンじゃねぇか」  | 
    
| オペラ | 
      「アラ わかる?」 | 
    
| ボーマン | 
      「まぁな もっとも それだけ はしゃいでいれば ダレにだって わかるとは 思うがね」  | 
    
| オペラ | 
      「そう? まぁ いいけどね」 | 
    
| ボーマン | 
      「それで けっきょく 何をかったんだ? まぁ… … お前さんのことだから どうせ あれだろ? ロマネコンチとか ボルゾーとか シャトーブール何だとか そういったたぐいの ものなんだろ?」  | 
    
| オペラ | 
      (!マークが頭上に出現) 「なっ… … なんで わかったのよ!?」  | 
    
| ボーマン | 
      「あのなぁ… … お前さんが そんだけ よろこぶことなんて エルネストの ヤツのことをのぞけば それくらいしか ねぇだろうがよ」  | 
    
| オペラ | 
      「しつれいねぇ! いくら何でも 私はそこまで たんじゅんじゃないわよ」  | 
    
| ボーマン | 
      「ビンを両手いっぱいに かかえながら言っても せっとくりょくがないぞ」 「まぁ いいや 別にオレは お前さんに ケンカをうりに来た ワケじゃねぇしな」 「で… … どうなんだよ? じっさいの話 その味は どんなもんなんだ? まぁ… … お前さんのメガネに かなうほどのシロモノだ かなりのモンだとは 思うんだがよ」  | 
    
| オペラ | 
      「そうそう それよ 私ものんでみて おどろいたわ さすがに かずかずの最高級品を 作り出している 地球のモノには わずかに およばないものの 今までで これほどの かんせいどを ほこったモノを 見かけたことは なかったわよ… …」  | 
    
| ボーマン | 
      「へぇ… … お前さんが そこまで言うとは 相当なんだろうな」  | 
    
| オペラ | 
      「まぁね どう? よかったら あなたも ヒトクチためしてみる?」 | 
    
| ボーマン | 
      「コイツは いけるな」 | 
    
| オペラ | 
      「でしょう? これだけのレベルのものは そうそう 見つからないわよ」  | 
    
| ボーマン | 
      「たしかに… …」 | 
| オペラ | 
      「よかったら もういっぱいどう?」 | 
    
| ボーマン | 
      「いいのか?」 | 
    
| オペラ | 「別に かまわないわよ いっぱいあるし それに コルクを あけちゃったからには 一本のみきらないと マズイじゃない」  | 
    
| ボーマン | 「まぁ それもそうか」 (ここで、とある民家に移動) 「お? もう ないのか? ウマイからって ガバガバ のみすぎたかな?」  | 
    
| オペラ | 
      「まだ 大丈夫? よかったら もう一本 あけるけど」 | 
    
| ボーマン | 
      「そりゃあ まだまだ イケは するけどよぉ いいのか? せっかく 見つけてきた モノなんだろ?」  | 
    
| オペラ | 
      「そのてんにかんしては ぬかりは ないわよ なにせ 山ほどかいこんで おいたからね」  | 
    
| ボーマン | 
      「おいおい… …」 | 
| オペラ | 
      「それじゃあ そういうことでね」 | 
    
| ボーマン | 
      「ん… … もう カラか… …」 | 
| オペラ | 
      「あら そう? じゃぁ もう一本 あけましょ これくらいなら まだまだ ヘイキよね」  | 
    
| ボーマン | 
      「あ… … ああ… …」 | 
    
| オペラ | 
      「あれ? もう ないの? まったく もう… …」 「もう一本」 「もう一本」 「もう一本」 (ボーマン酔いつぶれて倒れる) 「ちょっとぉ! もう つぶれたの? まったく… … あなたが こんなに 弱かったなんて いがいよねぇ」 「これで 最後に しましょ… …」 「やっぱり もう 一本だけ… …」 「こんどこそ 最後ね」 「あれッ? もう おしまい? おかしいわねぇ? けっこう かいこんでた ハズなんだケド… … いったい どこに いったのかしら?」 「仕方がないわねぇ… …」  | 
    
| ボーマン | 
      
「う… … ここは?」 「そうか… … そういえば たしか オペラといっしょに のんでいて… … あいたたた… … アタマが われそうだ」  | 
    
| エルネスト | 
      「お!? ようやく おめざめのようだな」 「大丈夫か?」  | 
    
| ボーマン | 
      「ああ 一応な… … ところで オペラのヤツは どうしたんだ?」  | 
    
| エルネスト | 
      「あいつなら バニスの町に 行ったよ また かいしめに 行くんだとさ」  | 
    
| ボーマン | 
      「マジかよ… …」 | 
| エルネスト | 
      「ま… これに コリたら 次からは もう少し ペースをかんがえて のむことにするんだな」  | 
    
| ボーマン | 
      「そうだな ぜひ そうさせてもらうよ ったく… あいつは うわばみかっての しっかし あのオペラと のみあってるなんて お前さんも 相当なもの なんだろうなぁ… …」  | 
    
| エルネスト | 
      
「しかし 何だな… … これがホントの イシャのふようじょうって ヤツに なるのかな?」  | 
    
| ボーマン | 
      「わるかったって… … ハンセイしてるよ」 |