瀧本労働衛生コンサルタント事務所(大阪)

新型インフル監視体制を縮小 集団発生の観測休止


  厚生労働省は26日、新型の豚インフルエンザの集団発生の観測を当面休
止すると発表した。すべての入院患者の報告を都道府県に求めることもやめ、
重症者や死亡者に限るとした。流行が落ち着いている現状を踏まえて決めた。

  同日付で都道府県などに通知した。ウイルスの変化の調査や学校・学級閉
鎖の報告、ワクチンの接種態勢は継続する。厚労省は「再流行が生じる可能性
なども想定し、引き続き流行状況を注視して欲しい」と呼びかけている。

  一方、国立感染症研究所は最新の1週間(3月15〜21日)に全国約5千の
定点医療機関を受診したインフルエンザ患者は、1医療機関あたり0.41人
(前週0.51人)だったと発表した。全国的な流行期であることを示す「1人」を3
週連続で割り込んだ。ほとんどが新型インフル患者とみられている。

(2010 年3月27日 朝日新聞)


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