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■ワンポイント<寝袋・シュラフ>
<寝袋>
中綿の量によって使用可能なシーズンが分類されていますが、とりあえず用意をする場合は、中綿の量が500g〜700g程度の化学繊維のシュラフにすると良いでしょう。羽毛と比べて価格も安く、手入れもそれほど面倒ではありません。これを春、夏、秋のスリーシーズン用として使用します。冬山に行くようになったら、今度は厳冬期用を用意します。厳冬期用のシュラフは保温性とコンパクトさで羽毛がお勧めです。
避難小屋などで使う場合は寝袋だけでも良いのですが、テント泊の場合は必ずシュラフカバーを併用します。シュラフカバーは寝袋の雨具です。外からの濡れを防いでくれます。時期と場所によってはシュラフカバーだけで過ごす場合もあります。素材は透湿性の高いゴアテックスが良いでしょう。
手入れの方法としては、化繊の場合はとりあえず乾かしてください。風通しの良い、直射日光が当たらない場所で充分に湿気を取ります。かなり汚れてしまったなと思ったら、たっぷりの水で洗いましょう。 羽毛の場合はほとんど陰干しだけでも良いと思いますが、洗う場合は専用の洗剤を使います。すすぎを充分に、力強く絞らずに乾いたタオルなどで水分を取り、ノンビリと乾かしてください。保管の際はできるだけ膨らませた状態を保つのが良いのですが、家庭の事情もあるでしょうし……。とにかく、収納袋に入れっぱなしという事態だけは避けたいものです。
現在は頭までスッポリと被れる全身用の寝袋がほとんどですが、かつては胸から下だけの半シュラーフという製品もありました。これが「エレファントフット」(象足)だったのですが、今ではテントシューズのことを象足と呼ぶようになっています。
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