第86話 コンビニエントな銀行への期待

パソコンDE賢約ハンドブック
パソコンDE賢約ハンドブック
福島幸恵著
講談社
婦の書いた、「パソコンDE"賢約"ハンドブック」という本を読んだ。作者の福島幸恵さんは夫が突然会社を辞めたのきっかけに,一念発起してパソコン講師になり、今は独立して在宅で仕事をしています。実際に苦労して習得した経験と主婦としての節約したい気持が伝わってママは共感できました。この奮闘記とも重なる部分も沢山あり、ママも細々と在宅での仕事を始めたばかりなので仕事に付いてのアドバイス等は役立ちました。主婦に便利なインターネットサイトの紹介やパソコン講師時代の生徒の話など面白い。

この本は講談社「新生活提案ハード」のシリーズで他にも興味を引かれるタイトルがありました。ハードカバーではなくてもうチョット軽い装丁の本で出版したほうが内容にあっていると思う。

ママも著者に触発されて、自分の理想の家計簿を作り初めました。第62話の家計簿の比較で「ひかる」がママには合っていると書きました。しかし、実際には記入する項目が多く、間違えると修正が面倒で途中で諦めてしまっていた。自作の家計簿は前に使っていた「パソコン主婦の友」の付録の家計簿を真似して作っていて、食費・教育費等の項目毎に予算を立て買い物の度に残高が減るようにしてます。まずは大まかな家計簿を作り、記録しながら少しずつ手直ししています。

銀行の残高と手持ちのお金がパソコン家計簿で管理できると我が家のお金の動きが明確になる。パソコンで上手く家計管理すればお金も貯まるかな?(実際に付けてみると家計簿に書けない使途不明金が多いのだ)。最終的には取引銀行とオンラインバンキングで結んで、実際の銀行残高を基にして簡単に付けられる家計簿を作り上げフリーソフトとして公開したいですね。

さくら銀行が、オンラインバンキング(ブラウザ・バンキングサービスという)に申し込んだ人に、もれなく1,000円プレゼントするキャンペーン始めた。口座を持ってない人は口座開設も同時に申し込めば1,000円入金される。(今年の3月31日まで、ただし一人一回限り)

さくら銀行 ブラウザバンキング さくら銀行はインターネットサービスに出遅れてしまって焦っているのだろうな。各家庭へのインターネットや、i-mode携帯電話の急速な普及を予想できなくてインターネットを使いこなす世代の顧客(一番美味しい層)が離れていくことに危機感をもったに違いない(と、勝手に思っている)。

オンラインユーザ獲得のため、現金を配るよりも良いアイディアは出なかったのかな。最初はいいかも知れないけど、他の銀行との差別化ができないとすぐに顧客は離れる。さくら銀行独自のオンラインサービスを提供すれば自然と顧客は集まってくる。例えば、無料で家計簿ソフト付きの携帯電話を貸し出して,クレジットカード・デビットカードの支払いを管理を、24時間可能にした口座管理システムを提供するとかね。

とはいっても主婦としては、1,000円頂けるのは助かる(^_^)。ママも休眠口座があるので申し込みをするつもりです。家族全員の口座も作れば5,000円だ(さすがにそこまではしないけど)。

近、ドルが必要になって営業時間の銀行に行った。いつもは1階で済むのに、2階の外貨カウンターまで行き、名前と住所を書かされ結構待たされた。なんでこんなに煩雑なんだろう?外貨ぐらいコンビニでも扱って欲しい。

銀行は、生き残りの為に合併を重ねて大規模化しているが、それより小回りの利いたサービスを24時間無休で提供できるコンビニに業務を委託して欲しい。冠婚葬祭用の新札をコンビニで多少の手数料は上乗せして扱ったら絶対に需要はある。コンビニは24時間・年中無休だ、銀行の営業時間は現代人の生活にはあまりにも短かすぎる。

イトーヨーカドーが銀行業務に参入する。銀行は伝統と格式と言いたがるが、銀行の威光なんてもう誰も信じない。今までの慣習を越えたコンビニエントな銀行の登場に期待したい。

最近はインターネットで注文した本がコンビニに届いたり、各種前売り券が予約できたりどんどん進化している。コンビニはパソコンから入力したデータを実際の商品として届けてくれるサービスステーション化しています。しかし、家から一番近くのコンビニまで徒歩10分弱かかる。少し前までは、大手コンビニ「セブンイレブン」と「ローソン」が近所にあったのだが、経営者の高齢化で閉店してしまった。徒歩5分以内に大手チェーンのコンビニがないとホントに不便。

高齢化社会こそ、コンビニの威力が発揮できると思うのに、そのコンビニの経営者が高齢化で閉店なんてしゃれにもならない。今回、コンビニをテーマにしようと企画してました。どうも本題に入る前に紙面がつきたので、コンビニとパソコンのディープな関係については次回に廻します。

近況報告。次男の幼稚園の謝恩会の余興で今流行の歌のさわり(EX.モーニング娘はイェイ・エィ・エィ)だけ集めて踊りました。窓の杜からダウンロードした音楽編集ソフト Cool Edit 2000 を使って、CD音源から必要な部分だけ切り張りしてCD-Rを作りました。有志の母親達が何度も集まってこのCD-Rに合わせて練習し、当日は大いに盛り上がりました。

この一年、幼稚園の役員としてこうしてCD-Rやプレゼントカードを作ったり、役員間での名簿の確認や連絡等で、パソコンが本当に役立ちました。子供の世界に関われるのも幼稚園ぐらいまでですね。4月からいよいよ三男も幼稚園です。まだまだ、子育ては楽しめるぞ。

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M.Nakamura Mar. 20,'00