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森本レオさんプロフィール

1998/05/10作成

ふりがな もりもと・れお
本名 森本 治行
生年月日 1943/02/13
出身地 愛知県 名古屋市
職業 俳優
学歴 愛知県立松蔭高等学校(1961年卒業)
日本大学 芸術学部 放送学科(1961年入学、1966年卒業)
家族構成 妻・和代(元・女優(森和代))ほか
趣味・特技 将棋、写真、レコード鑑賞、自転車、読書、釣り、散歩
主な作品歴  

主要出演映画作品

  • 花心中(1973/09/15松竹大船)
  • 青春の蹉跌(1974/06/29東京映画、渡辺企画)
  • 竹久夢二物語・恋する(1975/11/01松竹大船)
  • 祭りの準備(1975ATGほか)
  • 妻と女の間(1976/01/17東宝映画)
  • 憧憬(あこがれ)(1977/03/19松竹)
  • オレンジロード急行(エキスプレス)(1978/04/29松竹、おおとりプロ)
  • 東京から来た女の子(1978/05/27大映映像、共同映画ほか)
  • 新・人間失格(1978/09/02吉留事務所)
  • 青春PARTII(1979/02/10キャン・えんたあぷらいず)
  • 絞殺(1979/06/02近代映画協会)
  • もう頬づえはつかない(1979/12/15あんぐる、ATG)
  • スターウォーズ帝国の逆襲・日本語版(1980/06/28)
  • ヒポクラテスたち(1980/11/22シネマハウト、ATG)
  • 遠雷(1981/10/24にっかつ撮影所、ATG、NCP)
  • オネアミスの翼 王立宇宙軍(1987/03/14バンダイ)
  • パイレーツによろしく(1988/06/25木下プロ)
  • ドグラ・マグラ(1988/10/15活人堂シネマ)
  • 砂の上のロビンソン(1989/09/15ビックバン、ウルトラ企画、ジャパンホームビデオ)
  • 1990牡丹燈籠(1990/10/13サザンクロスビデオアーツ)
  • 満月 MR.MOONLIGHT(1991/09/21松竹)
所属 富士企画→パパドゥ
関連ホームページ whim diary

 

 森本レオさんは、高校時代に放送関係に興味を持ち、日本大学 芸術学部に進学し、名古屋市から上京。

 大学在学中から、本名・森本治行で、NHK「オレたち若いんだ」などのテレビ番組に出演。1966年の大学卒業を機に、持ち前のアドリブを生かした弁舌が買われて、地元・名古屋の東海ラジオで深夜放送のDJを4年半つとめ、このDJ時代に、「俺」をひっくり返して「レオ」として「森本レオ」と芸名をつけたといいます。

 その後、テレビドラマ「おれは男だ!」(1971NTV)、「好き!すき!!魔女先生」(1971ABC)などを経て1973年には映画「花心中」で映画デビュー。

 そして翌年のテレビドラマ「銀河テレビ小説/黄色い涙」(1974NHK)での心優しい青年役が当たり役として注目され、ドテラを着たわびしい二枚目半の若者というイメージが多くの方の印象に残りました。以降、少し寂しげな心優しい青年役で定評のあるところを演じ活躍。この時期の代表作としては、前述の「黄色い涙」のほか映画「青春の蹉跌」(1974)、テレビドラマ「あこがれ共同隊」(1975TBS)、映画「祭りの準備」(1975)、テレビドラマ「いろはの“い”」(1976NTV)、同「寺島町奇譚」(1976NHK)、同「幻のぶどう園」(1976NHK)などがあります。

 その後1979年には「オレンジロード急行(エキスプレス)」で、海賊放送を主宰する若者グループのリーダーを演じ、『70年代後半の青春の鬱屈を見事に表現した』(キネマ旬報)と評価されたほか、この作品と前後し、役柄の方も、次第に長身の飄々とした中年役へ移行し独特の位置を築き、1980年代を通じて2時間ドラマをはじめとした単発のテレビドラマ、連続テレビドラマを中心に活躍されました。また、映画「スターウォーズ帝国の逆襲」の劇場公開用日本語吹き替え版のハン・ソロ役の吹き替えをはじめ、人形劇「三国志」、映画「オネアミスの翼」などで声優としても活躍。

 最近では、声優やDJでの活躍を生かした「王様のレストラン」(1995CX)でのおっとりとしたユーモラスなナレーションが好評を博したほか、数多くの現代風の洗練されたドラマの中に、飄々とした雰囲気に加え、侘びしさ、そして何とも言えないユーモラスな雰囲気を兼ね備え一見すると存在感なさそうで、それでいて視聴後には独特の印象を残されています。この時期の代表作としては、前述、「王様のレストラン」のほか、「チャンス!」(1993CX)、「文學ト云フ事」(1994CX)、「ロングバケーション」(1996CX)、「ショムニ」(1998CX)などがあります。また、声優として「ポンキッキーズ」内の「機関車トーマス」の吹き替えや、情報番組「素敵な宇宙船地球号」(1997-ANB)の司会などでも活躍されています。

 1997年にビデオリサーチ社が行ったタレントイメージ調査で男性タレント部門総合で10位にランクされるなど茶の間での親和度も高水準を維持されています。

 妻は、元女優の森和代さん。映画「赤頭巾ちゃん気をつけて」での主役で一躍注目され、テレビドラマ「兄貴の恋人」(1970CX)などで人気を博した女優さんです。


【参考文献】


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