コダール山系
コムソモリスクを発ってからひたすら林の中を走ってきた感のあるBAM鉄道だが、このあたりから景観が変わる。鉄道の北側に雪をいただいた山脈が続くのだ。このあたりのアルピニストは、この山の中を10日も20日もかけて縦走するのだという。 2枚とも、走行している列車の中から撮ったので、少し鮮明さに欠けるのをお許しいただきたい。 (2001年3月撮影)
タクシモ駅
青い大屋根で有名だと言われるタクシモ駅の駅舎。この駅から西が電化区間で、これまで列車を引いてきたディーゼル機関車はこの駅で電気機関車にバトンタッチする。 (2001年3月撮影)
駅前通り (タクシモ)
タクシモ駅前の通り。何棟かのアパートがじゅうぶんな間合いを取りながら並んでいるだけ。商店も簡単には見つからないという雰囲気で、日本での感覚からすると「駅前通り」と呼ぶのも躊躇するほどだ。 (2001年3月撮影)
セヴェロムィスキイ山地
タクシモを過ぎて1時間余り走ると左右の車窓にこのような景観を楽しむことができるようになる。そして、BAM鉄道の中でいちばんの峠越えにさしかかる。 (2001年3月撮影) 写真の中央に見える逆S字状の筋は私たちが乗った列車がさっき通ってきた線路。セヴェロムィスキイ・トンネルは最近貫通したばかりでまだ線路が敷設されていないので、こうやって曲がりくねった線路で峠を越えなければならない。 この写真の左端に少しだけ見える山の裾にあるのも線路。峠越えは鉄道関係者にとっては重労働だが、観光客にとってはこうしたすばらしい景観を眺められる時でもある。ロシア最長と言われるトンネルが使えるようになったら、この眺めは見られなくなる。