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高野台団地は登別市鷲別に造成された住宅地でした。昭和39年から旭川市の高野観光開発株式会社(現株式会社タカノ)の手により開発が開始されました。高野観光開発株式会社は直前に旭川市を一望する高台に高砂台を観光住宅地として開発していて、同様のロケーションの観光住宅地を造成しようとしたものと思われます。
昭和50年代には30軒程度の家が建ちましたが、その後断続的に転居が続き、平成10年頃には無人の地となりました。
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入口は柵があり閉鎖されていますが、踏み分け道が脇に伸びていました。他にも同様の道がもう一つあったので犬の散歩で歩く人もいるのかもしれません。
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かつて住宅地があった標高170mまでつづら折れの未舗装の道が続きます。上っていくにつれてすばらしい眺望になっていきます。また電柱には「北電高野台幹」と記されていました。
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住宅地からの土砂流出が一時問題となり、裸地には植林が施されている箇所がかなりありました。入口の工事標識には白老町林業組合発注の森林環境保全整備事業として千歳林業が工事をしている旨記されていましたが、工期は平成14年〜15年となっていました。工事は定期的に毎年行われているようでした。
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住宅地の入口の海を見下ろす高台には遊具がずらりと並んでいました。ブランコも座る場所がなくなり、ただ鎖だけが垂れ下がっていました。
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住宅地には2軒の廃屋が今も残っていました。
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