北斗星の車輌は解体のため室蘭の崎守埠頭に711系電車に引き続き平成27年5月に運び込まれました。訪れたのは平成27年10月ということで解体作業もそれなりに進んでいる中での訪問となりました。秋の夕暮れ、夕陽に照らされた車輌は物悲しく、いつまでも眺めていたい想いに駆られました。
夕陽に車両が輝き、さらに解体のバーナーの火花が飛び散り、光に彩りを添える。
午後5時になると作業は終わり、作業員が帰ってゆく。そんな光景をしばらく見ていたのですが、いつまでも見ていても心の区切りがつけられないかなとも思い、後ろ髪をひかれながらも東室蘭駅方面に歩いて行くことにしました。北斗星の最後に通った鉄路を眺めながら。
北海道旅情報巻頭 3-5.北の鉄路