第2話 私のカメラの遍歴
昔から写真を撮るのが好きでよく撮っていました。
1番始めに使ったカメラは、コダックインスタマチック20でした。
撮影しているとやたらにピンぼけの写真が多かった記憶があります。
次に使いはじめたのがミノルタオートパック460でした。
またこれがなんともいえない写りをかもしだしたものです。
我が家は、コダックの戦略にまんまと乗ってしまった一家でありました。
次に現れるカメラが、な・なんとわたしの1番きらいなメーカーである
俗にゆうニコン様といわれるメーカーのFMというカメラでした。
おやじにかしてもらっているのに、やけにじじくさいカメラだなぁと
いう印象が強く残りました。そのカメラを小、中学校と使用していました。
高校に入学祝いにカメラを親にねだりいろいろと思案を重ねました。
機種選別の条件として
1、FMを使っていた影響からか絶対にマニュアルがなければならない
2、じじくさいカメラはご勘弁
3、いろいろついていればよいカメラ
4、モータドライブは高くて買えないけどワインダーぐらいつけたいなぁ
5、露出メーターは、針はいやじゃ
というわけで残った候補は、ミノルタX700とリコーXR1000Sの2台に
絞られました。
最終選択の決め手は、あのシャッターボタンでした。
さわるとぴーぴーとやかましいシャッターボタンでした。
やはり電子というものにあこがれがあった1人の少年であったに違いありません。
答えはわかりました?
高校時代には、バイトをして2台目のカメラを買おうとこつこつと稼ぎました。
そのころスーパー電子カメラキャノンのA−1にものすごくあこがれたものでした。
(同年齢ぐらいのかたでしたら気持ちはわかると思います)
でもいまのカメラはぴーぴーとうるさいカメラ、メーカーが違うのでレンズが使えない。
究極の選択の上、A−1はあきらめなければなりませんでした。
ぴーぴーうるさいメーカーカメラのなかで候補にあがったのがXDとXー1でした。
お金がないので中古でしか買えないという理由もあります。
XDは、Xー700と操作性もほぼ一緒でボディが金属であのブラックボディの
とりこになってしまったわけです。
Xー1は、誰ももっているのを見たことがない。
プロカメラだから壊れないだろうとか思った
あのころ中古でXー1とXDの値段差は1万円もなかったので
いまとなればうらやましい。
ただXー1には、ワインダーがないモータードライブもない。
Xー1モーターじゃ金がない。
という単純な理由でXDに決まったわけです。
今、思えばXー1を買えばよかったと思うこのごろです。
XD・35000円、Xー1・45000円、X1モーター・130000円ぐらいだった記憶があります。
Xー1モーターを触らせてもらった時の緊張はいまでも思い出せます。
しかしこの3台とも人気がありますねぇ。
あのころあこがれたキャノンのカメラは時々、ジャンク箱のなかに転がっているのに
この3台はなかなかジャンク箱ではお目にかかれないですから
(正直いいますとぜひともお目にかかりたいものです。)
写真のおかげで写真工学科のある某大学にいって
一気に写真嫌いになって大学時代は、カメラを楽器に持ち替えて
じゃんじゃんとしていたのでした。
(第2話に続く)
なぜ、楽器からカメラにもどったのか。なにが人を変えたのか?
そのうち書かせて頂きます。