第28回 MIRANDA SERENSOTの分解
(故障内容)シャッターが切れない、部品不足 |
(故障原因)シャッターは、ミラーボックス内のスプリングの外れ |
作業時間約3時間
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今回は、患者のページ初のフォーカルプレーン1眼レフミランダセレンソットの分解です。フォーカル機は部品数が多いので非常に手間がかかり少々時間がかかります。 まず写真1ですが、トップカバーを外したところです。このカメラはペンタ部の交換が出来るので2分割されたトップカバーになっています。 写真2は、左正面を拡大したところです。ものすごいギアと部品の数がわかると思います。ここの部分の分解になりますと丸1日修理に時間がかかってしまうことも良くあります。とくに巻き上げレバーの下の調速ガバナー関係は非常に手間の時間がかかります。 写真3は、先ほどの左正面の各部品を示した写真です。緑部分がセルフタイマーブロック、赤部分が調速ガバナー、巻き上げブロック、黄色部分がシャッターボタン、青部分がシャッターボタンとミラーへのリンクになります。 写真4はミラーボックス側面からみたところです。今回の故障の原因となったのは緑丸部分のスプリングが外れていたことでした。 特にフォーカル機は各部品の動きを細かく観察することが大事になってきます。今回のように1つのスプリングの外れているだけで故障するということが多いです。部品数が多いので整理しながら分解しないとどの部品がどこに入るのかがわからなくなりますので注意してください。今回はあっさりといきますが次回フォーカル機の分解の時はもう少々詳しくいってみたいと思います。(気合をいれて分解していたので写真の撮り忘れが多かったので(^^;)) |
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