第10回 MINOLTA UNIOMAT2の分解
(故障内容)シャッターが切れない、セルフタイマーが動かない、ファインダーの清掃 |
(故障原因)シャッターは、シャッター幕の張り付き。セルフは、油切れ。 |
作業時間約2時間
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今回は、ミノルタユニオマット2の分解です。初代ユニオマットのよりコストを下げる為に開発されました。 1の写真は、トップカバーを外した状態です。各ブロックごとに配置されている為、組み立て作業がやりやすく作られている。 2の写真の緑丸はメーターブロックである。非常にカニ目が大きく見やすい。この時代のメーターは、非常に大きくどの部分に配置するか各メーカーの苦労のあとが見られる |
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3の写真の緑丸は、巻き上げブロックである。ユニオマットシリーズの特徴である、フィルムカウンターと巻き上げ装置の間に隙間がある。 (赤線の部分の隙間)強度的に問題はなかったのであろうか? 4の写真は、ファインダー光路を示したものである。アルバタ式のブライトフレームなので非常にシンプルである。各部品も大きい。やはり二重像生成の反射ミラーの強度に不安が残る |
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5の写真は、オプチバーユニシチズンのシャッターを見たところである。光量シャッターという特殊なシャッターである。内部は、非常に少ない構成部品で構成されている。 6の写真の緑丸部分が、シャッター用調速装置で非常に小さい。赤丸部分は、セルフタイマー用ガバナーである。セルフタイマー用ガバナーのほうが大きい、変な話である。 シャッター内部の注油、シャッター膜の清掃をしてシャッター、セルフタイマーは生き返った。 |
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