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東京の昆虫レポート2011
”変わり目に 2”
シオカラトンボ、ギンヤンマ、シロテンハナムグリ、ハラビロカマキリ、アズチグモ
撮影・掲載:2011/8/24(7画像で構成)
季節の変わり目にあることは確かなんですが、昨日に引き続き今日も夏が優勢気味。
真夏の最後の抵抗なんでしょうか。夏型昆虫も最後の追い込みに入った感じ。
時を無駄にすまいとする慌ただしい行動も目にしました。
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今日特に目に付いたのが、シオカラトンボの繁殖行動でした。
オスの腹部にある副性器に、後方のメスがお尻の先端を密着させて受精をしています。
この後、おつながり状態を解いて、メスが単独で打水産卵を行います。
この一連の行動はとても慌ただしい。それにはちゃんと理由があります。
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水面を独占しようとする強者の常に視線が光り、排除の為の攻撃を仕掛けて来ます。
中でも強力なのがギンヤンマ。執拗にパトロール飛翔を続けていました。
威厳ある姿だけど、飛び続ける宿命を負わされていると考えれば、気の毒な様にも・・
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秋の訪れを目前にして、様々な木の実が実り始めました。
これはクヌギの実。そしてそこに張り付いていたのはシロテンハナムグリでした。
花に潜るし、樹液にも目がないし、そして木の実にも。ほんと何でも屋だなぁ・・
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同じクヌギの木で目にしたハラビロカマキリ。
まだ幼虫体形ですが、秋本番となれば、堂々とした成虫体形に進化している筈。
そう言えば。去年の秋この木の近くで同じ体色のメス成虫に出会った記憶があります。
お腹がぱんぱんで産卵間近に見えたけど、もしかすると君はあの母親の・・
そんな想像をしてしまいました。定点観察ならではの楽しみです。
想像の根拠になった母親カマキリについては当ページ下部にご案内があります。
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この不思議な物体の正体は?。
昆虫ではなくてこれは小さな蜘蛛。カニグモの一種アズチグモの顔面ショットです。
三角形の部分に目等が集約しています。所でこれってどう言う状態かと言うと・・
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離れて見るとこの通り。葉の先端で逆立ちをして獲物を待ち受けている状態です。
白い体色がすごく目立っていて、獲物である昆虫にはバレバレなんじゃと思うけど・・
これについては、私なりの推理をしてみました。詳細は下の画像で。
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今の時期、草むらでは秋型昆虫の抜け殻を頻繁に目にします。
これはオンブバッタが残した物。バッタの抜け殻の多くはこの様に半透明の白色です。
私の推理では、アズチグモの体色は、こうした抜け殻への擬態なんじゃないかと。
”あそこに変な物があるけど、抜け殻だから大丈夫。”って油断した昆虫をゲット!。
勿論何の根拠もない推測ですので、保証の限りではありませんが・・

別ページのご案内(別Windowで開きます):
ハラビロカマキリ幼虫の母親ではと、勝手な想像を抱いた成虫画像は こちら
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Digital Camera: OLYMPUS E-3/SIGMA 105mm MACRO(1st & 2nd image),
/ZUIKO DIGITAL 35mm MACRO(other images),
Exp.Date: 2011/8/24 at Tokyo(東京),
(c) 2011 Toshio Someya All rights reserved.
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